【1歳】おすすめの室内遊び5選!発達を促す上手な遊び方とは? | こっころ

【1歳】おすすめの室内遊び5選!発達を促す上手な遊び方とは?

室内遊び

だんだんと動きが活発になってくる1歳児。毎日の家での接し方も困ってしまいますよね。特に、屋外で遊べない雨の日などは、どのように1日を過ごそうか悩んでしまうかと思います。

そこで、1歳児との室内での遊び方をご紹介します。1歳児は、心も体も日々成長していく時期。そんな我が子のために、発達をサポートできるような遊びを取り入れていきましょう。

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1歳児の発達目安をチェック!

子供は、年齢や時期によってできることが違うため、「発達段階に合わせた遊び」を取り入れることが大切です。‟その子にぴったり合った遊び”が見つかれば、興味や関心を引くと同時に、やる気を育てることもできますよ。さらに、やる気が育てば、遊びを通して成長をサポートすることもできるんです。

そこで、まずは「1歳児の成長の様子」を見ていきましょう。

1歳0ヵ月~1歳6ヵ月

1歳を過ぎると、だんだんとハイハイを卒業して歩き始めるようになります。それと同時に体全体に筋肉が付いてくるので、しゃがんだり立ち上がったりということも上手にできるようになってきます。

また、運動機能だけでなく、手先もどんどん器用になる時期です。なぐり書きや物を積む行為なども見られるようになりますし、物の出し入れもお手の物。そのため、さらにいたずらのバリエーションが増えて、パパやママはより大変さを感じるようになるかもしれませんね。

知能面では、記憶力が育って大人の真似ができるようになります。実は、子供の成長には「真似をすること」がとても重要。子供は、大人の動作を見て真似をすることで様々なことを吸収していきます。まだ上手に言葉を話すことはできませんが、大人の真似をしているうちに徐々に話せる言葉も増えてくるでしょう。

とはいえ、子供の成長速度は本当に個人差が大きいもの。うちの子は1歳を過ぎたのになかなか歩かない・・・なんてやきもきしているママもいらっしゃるかもしれませんね。

ですが歩き出しの時期も、赤ちゃんの個性によってかなりの違いがあります。注意深く見守りつつも過剰に心配せず、お子さんの個性に寄り添ってあげて下さいね。

1歳7ヵ月~2歳未満

1歳半頃になると、運動能力はさらに発達しています。歩くだけでなく走れるようにもなりますし、ボールを蹴る・投げるということもできるように。その場でジャンプしたり簡単なダンスもし始めるので、さらに可愛い姿が見られますよ。

また、簡単な問いかけに言葉で答えてくれたり、動物や物を指差して教えてくれることも増えてきます。そのため、今までよりももっと親子でのふれあいが楽しく感じるかもしれません。

ただ、1歳児は体や知能と共に、心もどんどん成長してくる時期。自我が強くなり、「なんでも自分でやりたい」という気持ちが芽生えてくるため、思い通りにならないと泣いたり起こったりすることもよくあります。うまくできた時はたくさん褒めて、やる気を育てるようにしましょう。

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1歳児との遊び方のポイントは?

体も心もどんどん成長し、様々なことができるようになっていく1歳児。“遊び”にもその成長をサポートできる要素を取り入れていきたいですよね。

そのためには「1歳児の遊びの特徴」と、遊んでいる「子供への関わり方」についてよく理解しておく必要があります。

実は、子供と遊ぶ時は放っておきすぎることも構いすぎることもよくありません。「見守っているだけの時間」がとても重要なんです。

「見守ること」の大切さをしっかり意識しながら、1歳児の遊びのポイントを押さえていきましょう。

ひとり遊びに集中させる

1歳児は、誰かと一緒に遊ぶというよりも「ひとり遊び」に熱中する時期です。ひとり遊びは、手先が動かせるようになる2~3ヵ月頃から始まり、1歳頃になると興味のあるおもちゃで集中して遊べるようになってきます。

他の同年代の子がいてもお構いなしなので、ママやパパは協調性の面で心配になってしまうこともあるかもしれません。しかし、一人遊びは自分がやりたいことでじっくりと遊べることにより、集中力が鍛えられるというメリットがあるんです。

さらに、遊び方が自由な一人遊びならば、「何をどのようにして遊ぼうか」と自分で考える力が身に付きますし、その結果想像力も育まれます。もしお子さんが通常のおもちゃの使い方とは違う遊び方をしていても、「この子は今、一生懸命考えて遊んでいるんだ」と温かく見守ってあげるといいですね。

さとみ
さとみ

ただし、誤飲やケガに繋がるような危険な遊び方をしている時は、きちんと遊びを中断させてね。

体を積極的に動かす

1歳になると体の機能もどんどん発達していくため、できることが日に日に増えていきます。歩く・走ることはもちろん、階段の上り下りや物をくぐる動作、さらにはダンスを楽しむ姿も見られるようになります。

こうした成長は、体を積極的に動かすことでより発達していきます。例えば、歩き始めは足元がおぼつかなかったのに、繰り返し歩く練習をすることで上手に歩けるようになりますよね。すると、そこから走ることに発展し、そうして足腰が強くなってきたら今度はジャンプに挑戦するようにもなるのです。

さらに、 このように日常的に体を使って様々な動きを経験させることは、その子の運動能力をアップさせるとも言われています。 一般的に、運動能力の良し悪しは親からの遺伝だと思われがちですが、必ずしもそうとは限りません。 日々の遊びを通してたくさん体を動かした分だけ、体の機能を鍛えることができるんです。

ですから、歩く・走るなどの何気ない動作も積極的に取り入れてみましょう。その時、パパやママも一緒になって楽しむことで、お子さんの満足感が高まり、さらなるやる気を引き出すことにも繋がりますよ。

指先を使った遊びを取り入れる

積極的に動かすほど発達していくのは、体だけでなく「手先の機能」も一緒です。

大人にとっては、 物をつまんで横にずらしたり、叩いて音を出すなどの動作は当たり前なように感じますよね。しかし、実はこれらができるようになるには身体的な成長が必要不可欠。そして、その成長を促すには、どんどん手先を使うことがポイントとなるのです。

例えば、ブロック遊びひとつでも、最初は持って舐めるだけだったのがそのうち振って遊ぶようになります。次第に、いくつかのブロックを綺麗に並べてみたり高く積み上げたりと、様々な遊び方ができるように。

このように、手先を使った遊びで楽しんでいるうちに、自然と手・手首・指先を自分の意思通りに扱えるようになり、今度は自分自身で考えたことを形にしたいと思うようになります。これにより、「自分でしたい!自分でやってみたい!」という意欲を高めることができ、その結果もっと様々な体の動きを習得できるのです。

ただ、「自分でやりたい」という気持ちはあるのに、まだうまくそれができずに泣いたり怒ったりしてしまうことも多いのが1歳児。そんな時、親としては困ってしまうことも多いかと思いますが、この時期の失敗は「子供が成長していくための材料」だと考えましょう。

何かに挑戦しようと頑張っているお子さんの姿があれば、側で見守ってあげることも大切。できなくて悔しがっていれば、「大丈夫だよ」と気持ちに寄り添い、少し手助けしてあげるくらいでOKです。

さとみ
さとみ

繰り返し挑戦することでそのうち上手にできるようになるので、それまでは「見守っているだけの時間」も大切にしよう。

親子での触れ合いを楽しむ

子供にとって何よりも安心するものは、やはり大好きなパパとママの存在です。そんなパパやママと触れ合うことで子供は安心感で満たされ、リラックスした気持ちで存分に遊ぶことができます。

この「リラックスした状態でパパやママと触れ合うこと」は、実は子どもの心身の発達のためにはとても重要なこと。なぜなら、人間は愛おしいものと触れ合うことで「幸せホルモン」の分泌が促され、 様々な嬉しい効果を得ることができるのです。

この幸せホルモンとは、正式には「オキシトシン」という脳内物質のことを指します。オキシトシンが分泌されることで得られる効果は、以下の通り。

【オキシトシンがもたらす効果】

  • 記憶力が向上する
  • ストレスに強くなる
  • 親子の愛着関係が深まる

しかも、脳が急成長していく乳幼児期にオキシトシンの影響を十分に受けると、脳自体がオキシトシンを出しやすいように変わっていきます。つまり、小さい頃に親と存分に触れ合うことができると、その後「記憶力がよい」「ストレスに強い」といった効果が一生続いていくのです。

また、子どもはひとつの遊びを親と共有することで、応援される喜びや共感できる楽しさを感じることができます。このことにより、大切な親子の信頼関係にも繋がっていき、後に安心して自立していけるようにもなりますよ。

家事などで忙しいと、子供の相手をするのが大変に感じる時もあるかもしれません。しかし、長時間付きっ切りで構っている必要はなく、1時間に1回程度、10~15分優しく抱っこしてあげるだけで十分。たったそれだけで子供のオキシトシンは存分に分泌されるので、短時間でも心をこめた触れ合いを取り入れてみましょう。

安全な遊び場所を確保する

成長段階に即した1歳児の遊びのポイントをまとめると、このようになります。

【1歳児の遊びのポイント】

  • 自由に遊ばせる
  • 体や指先を使った遊びを取り入れる
  • 親は優しく見守ることも大事
  • 親子での触れ合いを大切にする

しかし、まだ体も上手に動かせず、気持ちをうまく表現することもできない1歳児。自由に体を使って遊ばせるとなると、様々な危険も伴いますよね。

そこで、1歳児との室内遊びにおいて、もうひとつ重要なポイントとなるのが、「安全な環境づくり」を行うことです。 子供が歩き回ってもその行き来を妨げないよう十分なスペースを確保し、足元には危険なものが落ちていないかなどの配慮を心がけてください。

また、 体調管理のためには室内温度も重要です。夏なら25〜28度、冬は17~22度くらいを目安にしましょう。エアコンの正しい使い方は、以下の記事を参考にしてください。

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おすすめの1歳児との室内遊び5選

それでは、1歳児におすすめの室内遊びをご紹介します。室内遊びというとおもちゃが必要不可欠に感じるかもしれませんが、まったくそんなことはありません。家にあるものだけで十分に楽しむことができますし、おもちゃを手作りすることも可能です。

今はお店に行けば素敵なおもちゃがたくさんありますが、温かみのある手作りのおもちゃで思い出を作るのもおすすめですよ。

どこでも線路!?電車ごっこ

うさぎ組(1歳児)がみんなで電車ごっこ 11月のはちまん保育園(福井市)の日常

歩けるようになった子におすすめなのが、「電車ごっこ」です。切った段ボールや輪っかにしたゴム紐などの中に入り、室内を歩き回ってみましょう。電車ごっこは体を動かせることはもちろんですが、 想像力や表現力を育むというメリットもあります。

できればただ歩き回るだけでなく、「今日はお天気がいいね」と想像してみたり、「右に曲がります」と状況を言葉で表してみるのもいいですね。そういった言葉がけがあることで、コミュニケーション能力を身につけることもできます

電車ごっこは、パパやママ、兄弟、祖父母など誰とでもできますし、狭い場所や短い距離でも子供はしっかり盛り上がるので、実は場所も選びません。お家の中をサッと線路に早変わりさせて、ぜひ遊びを通して様々な方とコミュニケーションを図ってみてはいかがでしょうか?

階段だって立派な遊具

子供の階段を降りる練習

家に階段がある場合は、「階段の上り下り」をさせてみるだけでも子供にかなりの満足感を与えることができます。初めは、両手をついてハイハイのような姿勢で登らせると安定感があっておすすめです

ただ、難しいのは昇ることよりも降りることです。特に乳幼児は頭の方が重いため、最初から普通に降りようとすると転落してしまう可能性があります。そのため、まずは後ろ向きで両手をつき、足から降りるように教えましょう。

さとみ
さとみ

階段を上り下りさせるときは、何かあったときにすぐに手を出せるよう、親御さんがぴったりと側に付いていてあげてね

また、親御さんと一緒に遊ばない時以外は柵を付けておくなど、ひとりで勝手に階段で遊んでしまわないような工夫も大事だよ。

階段の上り下りは場合によっては危険も伴うため、あまりさせたくないという方も多いかと思います。

しかし、 日常的に体を使って様々な動きを経験させることは、その子の運動能力をアップさせることに繋がると言われています。 もちろん、お子さんが怖がる場合は無理にさせる必要はありません。ですが、もしも階段の上り下りに興味を持っているようなら、“親御さんと一緒に”楽しんでみるのもおすすめですよ。

パパママも一緒にレッツ・ダンス

100%楽しい!【子どもが絶対動き出す】超簡単な親子ダンス

室内で体を動かしたいなら、ぜひ「ダンス」を取り入れてみましょう。リズムに乗って体を動かすことはとても楽しいですし、そんな子供の姿を見ている大人もほっこりした気持ちになりますよ。

また、 ダンスは心身の発達にも大きな影響を与えてくれる遊びです。

まず、ダンスは最初に見て動きを“真似る”ことから始まりますよね。 これは、子供の「見る力」や「聞く力」などを育てることができ、結果的には「観察力」を鍛えることにも繋がっていくのです。

さらに、音楽に合わせて踊ることでリズム感やバランス感覚も養われますし、体を使って様々な動きをすることでじっくりと体幹を鍛えることも可能。こうした体の発達は、普通に毎日を過ごしているだけではなかなか鍛えることができませんが、ダンスをすることで楽しみながら身につけることができますよ。

さとみ
さとみ

ダンスをする時は、できれば親御さんも一緒に楽しんでみてね。そうすると、お子さんの満足感をより高めることができるよ。

みんな大好き!手遊び

手遊び歌メドレー【全28曲 20分】(保育士/教師向け教材資料)

「げんこつやまのたぬきさん」や「おおきな栗の木のしたで」など、子供は「手遊び」が大好きです。きっと、パパやママも小さい頃に夢中になって遊んだ記憶があるのではないでしょうか?

そんな昔から愛されている手遊びは、体を使ったダンスと同じように楽しみながら心身の発達を促すことができる遊びです。真似をしながら手遊びを覚えていくことで観察力やリズム感を育むことができますし、さらには手先の器用さも身につけることが可能です。

手は、体と同じようにたくさん動かすことでどんどん発達していきます。 例えば、最初は手をパーにした際に指が伸びきっていないこともあるかもしれません。しかし、手遊びを楽しみながらグーとパーを繰り返していくだけでも徐々に手の使い方を覚えていき、そのうち自然と上手にパーができるようになるでしょう。

また、こうして手を動かしていくことで、 脳の活動を活性化して発達を促してくれる効果もあるのです。実は、手は「外部の脳」と言われており、手を動かすことで脳の大部分を刺激することができます。すると、脳が活性化され、手先の器用さ以外にも運動能力、記憶力、思考力、コミュニケーション能力などを育むことも期待できますよ。

そのため、手遊びを通して左右の手をバランスよく使ってみましょう。しかし、ただ何も考えずに漫然と指を動かすだけでは脳は活性化されないため、発達の段階に合わせて難しい指の動きがある遊びにもチャレンジしてみるのがおすすめです。

身近なもので手作りおもちゃ

1歳児向け 入れて楽しいおもちゃ

ママが家事などで忙しい時、できればお子さんには一人遊びをしていてもらえたらとても楽ですよね。そんな時に救世主となってくれるのが“おもちゃ”ですが、どんなものなら飽きずに遊んでくれるか悩んでしまうかと思います。

しかし、1歳児は悩まなくても単純な遊びで十分に満足してくれるんです。例えば新聞紙をビリビリと破るだけでもかなり夢中になりますし、複数のハンカチなどを渡せば自分で考えて並べて遊んだりすることも。

このように、1歳児はひとり遊びの達人なので、身近なものをすぐに遊びに変えることができます。ただ、何か適当に物を渡しておくだけでは心許ないですよね。そこで、「手作りのおもちゃ」を作ってみるのはいかがでしょうか?

手作りなら愛着も沸きますし、子供の成長段階や好みに合わせてカスタムも簡単。しかも、もし遊んでいるうちに壊されてしまってもまた一から作ってあげることだってできちゃいますよ。

さとみ
さとみ

自分が手作りしたもので楽しそうに遊んでくれている姿を見るととても嬉しくなるし、家事で相手ができない罪悪感も軽減するよ。身近なもので作れるからお金をかけずにできるところも嬉しいポイントだね。

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まとめ

天候などにより外で遊べない日は、一日何をしようかと悩んでしまうかもしれません。しかし、相手の1歳児はひとり遊びの達人。なんでもすぐにおもちゃにしてしまう能力があるので、悩みすぎなくても割と1日を楽しく過ごせてしまったりするものです。

とはいえ、1歳児はこれから様々な成長を遂げていく時期。せっかくですからその成長をサポートできるような遊びを取り入れ、子供の可能性を存分に引き出してあげましょう。

大きなポイントは、「体や手を使うこと」「親子の触れ合いを大事にすること」の2つ。特に難しい遊びを取り入れる必要はないので、ぜひ肩の力を抜きながら親子で楽しんでみてくださいね。

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