育休が終わって子供を保育園に預けて職場復帰。今は共働きの夫婦が多い時代なので、そんな方も多いことでしょう。
でも、こんなに早く保育園に預けてしまうなんて本当に大丈夫?子供に影響はない?母乳育児の場合はどうしたらいいの?と次から次へと不安や疑問点が出てきますよね。
そんなあなたに、0歳児を保育園へ入れる際の影響や授乳についてお話しします。これを読んで、入園の心配を吹き飛ばしましょう。
0歳児を保育園に!メリットは?
まず最初に、かわいい我が子を保育園に入れる影響のお話をします。
影響って悪い影響しかないんじゃないかなー。何か聞きたくないような気がします。
そんなこと全くないみたいだよ。自分にも子供にも良い影響があるんです。
では、早くから保育園に預けるとどんな良いことがあるのかを見ていきましょう。
早くから外の世界と触れ合える
0歳児から保育園へ行き始めると、早くから自宅では味わえない刺激を感じていくことが出来ます。
保育園に預けるようになると、そこから集団生活が始まり今までと違った世界が広がります。
お母さんやお父さん、祖父母以外の大人の人(先生)との触れ合いは、色んな形のあたたかさやぬくもりに接する機会が得られます。
関わるのは大人だけではありません。保育園には我が子以外にもたくさんのお友達がいます。自分と同じ0歳児のお友達と触れ合うなんて、なかなかできることではないですよね。
泣いたり笑ったりを一緒に繰り返していくことで、お互い成長していくことができます。これは、自宅育児では味わえない醍醐味ではないでしょうか。
また、保育園へ通うのは0歳児ばかりとは限りません。自分より上の年齢の子達と接するのも貴重な経験です。歩いている姿、喋っている姿は、色んなことを真似して覚えていく幼少期にとっていい刺激になります。
外の世界でしか感じることのない刺激を、早くから味わえるってことね。
この数々の刺激は、生活する上で重要なものばかり。多くの場合、保育園や幼稚園に行く年齢といえば3歳、4歳のイメージが強いですよね。ですが、0歳のうちからこの環境に身を置くことで、人に優しくする思いやりや集団生活のルールを早くに身につけられるでしょう。
規則正しい生活リズムがつく
赤ちゃんってなんでこんなに寝ないんでしょう。お昼寝の時間、母乳やミルクの時間、夜寝る時間、整うまでが大変です。
子供に「良い子はもう寝る時間だよー」「そろそろお昼寝しようかー」と言っても聞いてはくれません。子供が寝るまで自分も眠れないし、まったく自分の時間がありませんよね。
そうなのよー。私も睡眠不足。
ですが保育園へ預けると、決まった時間に起きる、決まった時間にミルク、決まった時間にお昼寝、決まった時間に帰る、と1週間のうち5日間同じ生活をすることとなります。子供も家にいる時よりも精神的にも体力的にも力を使います。ですから、どんどん生活のリズムが整っていくんです。
リズムが整えば、自然と夜も寝つきがよくなるでしょう。個人差はあるため一概には言えませんが、保育園にいる日中は確実に規則正しい生活を送ることになります。日中だけでも生活リズムが整って悪いことはありませんよね。
初めはなかなか夜眠らないということがあるかと思いますが、子供も徐々に時間通りに寝てくれるサイクルを掴んでいきますので、焦らずにゆっくり待ちましょう。
規則正しい生活をするから、リズムをだんだん掴んでいくの。これも保育園での生活のおかげ!
自分の時間を確保できる
自宅で育児をしていると24時間子供とぴったりひっつき虫。なかなか離れる機会がないので気が滅入ることも。
そうなんだよね。今までの生活がガラッと変わってつきっきりなるから慣れるまでは疲れちゃう。
産後うつという言葉があるように、かわいい我が子の育児でも疲れてしまって鬱になる方が多いです。
0歳児から保育園へ預けるという方は、お仕事をされている方でしょう。そのお仕事が自分の時間となり、育児をちょっと休憩するホッとする時間にもなります。
「仕事をしてるんだから自分の時間じゃないよ!」という声も聞こえてきそうですが、これは意外にもそうではないんです。
私の周りでは、仕事をしているママさんたちみんなが「仕事のおかげで育児ができる」と言っているんです。我が子と離れられる時間を有意義な時間とし、この時間の確保が重要だとのこと。
赤ちゃんはかわいいだけではありません。何をやっても泣き止まない。ハイハイし出すと何でも口に入れる。つかまり立ちしてはゴロンとぶつかって泣く。それをずっと見ていると、イライラしちゃう時もあります。
かわいいはずの我が子にもついイラっときちゃって自己嫌悪になったり。
保育園に預けている時間は育児の休息時間。その後は、その分我が子にいっぱいいっぱい愛情をかけてあげられます。自分も子供もハッピーな気分が得られる時間を作るため、自分の時間は大切です。
子供と離れてる時間があると、一緒にいれる時間が貴重な時間だと思えるのよ。
子供と一緒にいる時間は名一杯遊んであげたい。でも、0歳の子と何して遊んだらいいのか?そんな方はこちらも読んでみてください。
育児の相談相手ができる
育児って、どうしたらいいのかわからなくて悩みも出てきます。ネットで調べても色んな情報が交差していてどれがいいのか分からない。
帰ってきて夫に相談しても、自分と同じように新米パパにも分からない。あーどうしよう。
そうそう!どうにかしてやりたくても分からない。当時は頼りなくて申し訳ないって不甲斐ない思いだったよ。
でも、パパだって新米パパだったんだからしょうがないよ。
そんな時でも、0歳児から保育園へ預けると、先生たちの話を聞くことが出来ます。
「今日は○○でしたよー」と様子を聞くのも楽しいです。でもそれだけじゃない。これどうしたらいいんだろうって時も相談することが出来ます。
また、同じ年の子供を持つママさんと保育園でお会いしお話しする機会もあるでしょう。
それでたとえ解決に導く答えが帰って来なくても、誰かに相談できたという喜びは自分の心を安心させてくれます。
例えば、夫や母親に相談してその答えを素直に聞くことはできますか。これが意外とできないものなんです。つい意地を張ってしまう。
この相談できる身内以外の相手がいるということは、自宅育児ではなかなか出来ないことです。
身内以外に話せる環境が重要なんですね。
0歳児を保育園に!デメリットは?
次に、0歳児を保育園に入れる際の悪い影響のお話をします。
やっぱり悪い影響もあるんですね。
悪い影響というか、大変だなってお話しよ。
毎日バタバタで大変
やはり、子供を保育園へ送って行くとなると大変でしょう。
朝起きて自分の支度をして朝食を済ませ、子供を起こして支度してご飯を食べさせる。バタバタと家を出て保育園へ送ったら、自分も会社へ…。
そして夕方、仕事が終わって子供を保育園へ迎えに行き、家についてご飯の準備。ご飯を食べさせてお風呂入れて。あれ?自分のご飯って食べたっけ?
このように、自分+子供とやること二人分でなおかつ時間通りに動かないといけない。
想像するとバタバタが目に浮かぶわ。
当たり前ですが、0歳児はまだ自分のことを自分ではできません。そのため、子供を保育園へ預ける場合、このバタバタを覚悟しておかなくてはいけません。
ここは、ママである自分だけでやるのは無理があるし、途中で「もう嫌!」となりかねません。ぜひ旦那様も一緒にお世話してもらうことをお勧めします。
朝の支度は旦那様にお任せしてしまうのもいいと思うよ。
一緒に働く、一緒に育児をする、一緒にバタバタすること。これを、同じ気持ちを共有出来るいい機会だと思いましょう。
パパも協力はしたいって思ってるはずだよ。でも、男性って言ってくれないと何をしたらいいか分からないから、きちんと「何をして欲しいか」を言ってくれると助かるかな。
そうね。一人じゃないんだから、協力することが大切なんですね。
子供が病気になりやすい
「あ、また風邪ひいた。この前治ったばかりなのに…」
集団生活で生活すると、どうしても感染症にかかりやすくなります。当たり前ですが、菌は人から人に移ります。まだ免疫力の少ない0歳児は、特にかかりやすいです。
これはもう防ぎようがないですよね。帰ってきたら手を洗う。これを徹底していてもかかってしまう時はあります。
本当にこれはどんなに頑張ってもどうにもならないことなのよ。うちも大変だったわ。
「朝起きたら子供が熱。仕事を休まないといけない」なんてこともたくさんあるはずです。また、「お熱が出ちゃったので迎えに来てください」そんなこともあるでしょう。その際の対処をどうするか。自分が休む?夫に休んでもらう?近所に両親が住んでいる場合は預ける?など考えておいた方が安心です。
周りの協力は不可欠ってことか。
これがずっと続くわけではありません。感染症にかかるたびに免疫力が出来てきて強い体になってきます。そうすると、ちょっとの感染症じゃ熱なんて出なくなりますよ。それまでの辛抱だと思って耐えるしかないかなと思います。
もし、誰も預ける人がいないよーという場合、病児保育というものがあるのよ。
【病児保育事業】
子供に体の不安がある場合、保育園へ預けることが出来ません。そんな時に利用する病児保育。
この事業は、条件や申請方法は各自治体により様々です。
事前に申請が必要な場合もあるため、早めに自治体のホームページをチェックしておきましょう。
感染症の中でも冬に流行するインフルエンザは、0歳児でもかかります。そんなお話も合わせてお読みください。
子供の成長を見逃すことも…
子供の成長って嬉しいですよね。これから小学校に行って、中学校に行って、と大きくなる姿は楽しみです。
その中でも、子供の成長の中で目まぐるしく過ぎていくのは0歳時だと思います。この1年間は本当にすごい。だって、生まれたばかりの赤ちゃんがもうすぐ歩くかな?までに成長するんです。
首が座る、寝返り、ハイハイ、つかまり立ち、これらがいつできるようになるのか。大体の時期は分かっても日にちまでははっきりと分かりません。
もしかしたら、一つ一つの成長の第一歩が保育園にいる時かも知れません。「今日〇〇しましたよ」と先生から聞く場合もあるかも。
「家にいる時に出来るようになって!」と思いますが、そんなに上手くいかないですよね。
これが一番残念なことかもしれないわね。
でも、成長することは嬉しいこと。「初めて」を見ることは出来ないかも知れませんが、できるようになった姿はいつでも見ることが出来ます。
子供にとったら初めてを感じてくれることよりも、「できるようになってすごいね」と言ってもらえることの方が何倍も嬉しいのではないでしょうか。その褒めてあげる心が大切ですね。
確かに、初めてにこだわらなくてもいいかも。出来るようになったこと自体が喜びなんですもんね。
完全母乳が出来ないことも
保育園へ通わせる影響は、母乳育児かミルク育児かによっても変わってきます。
ミルクでの育児の場合は、ミルクをあげる時間はだいたい決まっていますよね。そのミルク時間のメモを取ったりして先生に伝える準備をしましょう。
母乳育児の場合、保育園へ通っている日中は母乳をあげることが出来ません。「仕事場が近くだから、抜け出して授乳しに行こうかな」という方もそうはいないですよね。
ということは、母乳を諦めなくてはいけないの?母乳育児の方はそんな不安も出てくるかと思います。
結論から言うと、母乳を辞めなくても大丈夫です。
あー、良かった。ちょっと心配だったの。
ただ、完全母乳の育児は難しいわね。
0歳児を保育園に!断乳は必要?
0歳から保育園に預けるということは、母乳で育てている場合ママにも子供にも辛いことです。
ただ、「保育園に通うから断乳しなくてはいけないのか」といえばそうではありません。
もちろん、保育園へ行っている間はミルクになります。「母乳が一番。ミルクなんて」という方も世の中にはいます。ですが、ミルクには赤ちゃんに必要な栄養素がギュッと入っているので気にすることはありませんよ。
保育園から帰ってきたら子供と一緒。一緒の時にあげることが出来るので、完全に断乳する必要はないんです。
でも、お子さん自身も突然ミルクになると受け入れないですよね。ママもいない、大好きなおっぱいもない。なんで?
そうなる前に、保育園に預ける1ヶ月くらい前から慣れさせる準備が必要なの。
保育園のスケジュールで動こう
さて、準備とは何をしたらいいのか。それは簡単です。まずは保育園のスケジュールで動いてみて、その生活リズムに慣れさせてみましょう。
こちらは一例ですが、だいたいこんな感じでスケジュールを組んでみるといいかもしれません。
自宅で朝起きて→母乳
保育園→お外遊び(散歩)
保育園→ミルク
保育園→お昼寝
保育園→ミルク(5、6ヶ月以降は離乳食)
保育園→お昼寝
保育園→ミルク
保育園→室内遊び
自宅に帰ってきて→母乳
自宅で寝る前→母乳
※おっぱいが張ってきたらその都度手で絞り出す。
このように、保育園へ行った時を仮定して「こういう流れで1日を過ごすんだよ」ということを覚えてもらいます。そのため、保育園に行っているであろう日中はミルクに切り替えます。ただし、その間は乳腺が張らないように母乳を絞り出すことを忘れずに。
また、保育園ではまだ歩けない赤ちゃんでも天気の良い日はベビーカーなどに乗せて散歩に出かけると思います。これは、外気浴といってお外の空気や陽を浴びるためです。
他にも、室内遊びの時間もありますね。自宅にはないおもちゃや自宅ではできないような遊びも出来、違うことをする刺激が持てます。
そうして目一杯遊んだら、お昼寝も毎日同じ時間に開始します。まだ小さな0歳児はお昼寝の回数が多く、午前中1回午後1回というところでしょうか。成長するにつれてだんだんお昼寝も少なくなり、午後1回に取れれば十分になってきます。
5、6ヶ月以降になれば離乳食が始まりますね。離乳食はそれぞれ子供の月齢に合わせて用意してくれます。みんなと一緒にお昼ご飯タイムに入るため、お友達の食べている姿を見ながら食事が出来ます。これは良い刺激です。
朝起きる時間、散歩、夜寝る時間も、保育園に行ったらこんな感じにしたいというスケジュールで動くといいわ。
上記でも話したように、ご自分が仕事に復帰した際はバタバタが予想されます。このバタバタ、いざ保育園へ行った時に感じるより、早いうちから経験しておいた方が慌てずに動くことが出来るでしょう。
前もって準備しておくことが大事なんですね。
母乳とミルクを上手く使っていく。これで、保育園に預けても断乳しなくて済むようになります。
ただ、心配なのはママの方。母乳をあげれないことにより、お乳が張ってしまうことがあります。
0歳児を保育園に!乳腺炎って?搾乳機で予防しよう
母乳の出は個人差があります。出の良い方は、ちょっと子供が咥えただけで飲むペースに追いつかないくらい出ます。それで子供が良くむせているという話もよく聞きますよね。そのくらい出てしまう方もいるんです。
特に新米ママさん。初めてのお子さんの場合は初めての授乳。まだママの身体も「どれだけ母乳を出したらいいのか」を見極めている途中段階なので、自分の気持ちと身体が矛盾してしまうことがあります。
そんな新米ママ&母乳が良く出る方で気をつけないといけないのが乳腺炎。
乳腺炎って?
【乳腺炎とは】
簡単にいうと、乳腺が炎症を起こすこと。母乳が身体の外に出たくても出ることが出来ずに乳腺に詰まってしまい炎症を起こしてしまうんです。
授乳回数が少ない、赤ちゃんが上手く吸えない時に多く起こります。また、まだ授乳に慣れていない初めてのママさんが、授乳開始から12週の間にかかることもあります。
症状としては、まずはおっぱいが張ってきたなと感じる程度ですが、それを超えてカチンカチンに張ってくると痛みが出てきます。痛みと同時くらいに寒気が出てきて発熱する方もいます。
保育園に入って初日からパッタリ日中の授乳をやめると、この乳腺炎になる危険性があります。おっぱいは張って痛いし、発熱も伴えばかなり辛い状態になってしまいます。
そうならないように、まずはおっぱいのサインを見逃さないようにしましょう。
【おっぱいの限界サイン】
- おっぱいが張ってくる
- おっぱいが熱を持ってくる
- おっぱいが赤くなってくる
上記の症状があったら乳腺炎になりやすいサインなので、その前に絞って出してあげましょう。
このおっぱいのサインは人それぞれなので、どのくらいの感覚で張ってくるのかは個人差があります。ですので、間隔的に絞るとしておくと安心だと思います。慣れてくれば自分のペースがつかめてくるでしょう。
ここで、自分の手で絞れるくらいの母乳の量ならいいのですが、すごく出の良い母乳の場合は手だけじゃ追いつきません。また、手で絞るのは疲れる…という方もいらっしゃるでしょう。
そんな時に登場するのが「母乳搾乳機」です。
おすすめの搾乳機紹介!
搾乳機には、手動式と自動式があります。私はこのどちらも使用したことがあるのですが、どちらもそれぞれにメリットデメリットがありました。おすすめ搾乳機とともにご紹介します。
おすすめ母乳搾乳機(手動式)
手動式は、手でシュポシュポと搾乳していくタイプです。手だけで絞るより楽で断然いいですが、一定のリズムで地道に搾乳しなくてはいけないので、手は疲れてしまうというデメリットはあります。そのため、少しの搾乳でいいという方にオススメです。
自動式とは違ってモーター音が出ないので、静かに搾乳できます。お値段も自動式よりもお安いです。
そんな手動式搾乳機のおすすめはこちら。
搾乳機と言えばピジョンなんです。ピジョンって赤ちゃんの哺乳瓶やベビーカーでも有名ですよね。
産院でも同じものを使っていたという声も結構あります。レビューも良く、「使いやすく洗いやすく組み立てやすい」との声もあり人気です。
使いやすい、洗いやすい、組み立てやすい!これは忙しいママにはかなり嬉しいですね。
おすすめ母乳搾乳機(自動式)
母乳の出が良く物凄くおっぱいが張る、絞ってもすぐに溜まるという方は自動式がオススメ。
搾乳する量や回数が多いと、手動式だとかなり手が疲れてしまいます。ですが、自動式なら搾乳機をおっぱいに当ててスイッチオンだけで済むので、簡単・楽ちんに搾乳できます。
デメリットとしては、自動式ですので電池や充電またはコンセントが必要です。モーター音も出るので、子供さんが寝ている時は音で起きちゃうかも。使用する場面や場所の考慮が必要ですね。
そんな自動式の搾乳機ですが、こちらもピジョンがおすすめです。
こちらは、6段階の強さから選べます。ダイヤル式なので切り替えも楽ちんなところがポイント。しっかり搾乳したい時は強めにと、おっぱいの張りによって強さを変えるといいでしょう。
また、パーツが少ないので、洗うのも組み立てるのも簡単。手動式よりも高いのが辛いですが、たくさん使用するなら電動が便利ですね。
0歳児を保育園に!初めてのミルクは?
ママが乳腺炎に気を付けて、子供を保育園のスケジュールに慣れさせる。これができればOKですね!
ちょっと待って!今まで完全母乳育児だったこの場合、ミルクへの切り替えがうまくいかないこともあるのよ。
そうなんです。いざミルクに切り替えようと思っても、赤ちゃんにとって哺乳瓶は初めてのもの。何だか分からない異物をすぐに口の中に入れろと言われても躊躇してしまいますよね。それは赤ちゃんも一緒です。
じゃあどうしたらいいの?という方のために、ミルクへの上手な切り替え方を伝授します。
哺乳瓶に慣れさせる
まずは哺乳瓶に慣れせることが重要です。母乳に慣れている子は、哺乳瓶の乳首に慣れるのに時間がかかります。
初めはあげてもベーッと舌で押し出してしまう子もいるの。
あまりしつこくあげすぎると「哺乳瓶嫌い」になってしまうため、初めは一日に1〜2回チャレンジし、その回数を日に日に多くしていくといいでしょう。眠りそうな時、お腹が空いてる時が哺乳瓶チャンスです。
そして、0歳児と言っても、月齢が違えばミルクのあげる量も間隔も違います。
どのくらいの量あげたらいい?どのくらいの間隔であげる?
初めてのミルクの量は?(混合育児の場合)
ミルクは、ミルク缶に書いてある規定の量を大きく超えてしまわないように注意してね。ミルクはカロリーが高くて太りやすいからね。
・・・と言われても、ここで問題なのが夜は母乳、日中はミルクという混合育児の場合です。
ミルクは一目見てどのくらい飲んでくれたか分かるけど、母乳は目に見ては分かりません。そのため、どれくらい足りていないのかが分からず、飲ませるミルクの量に迷ってしまうかと思います。
このミルクの量ですが、きちんとした量は言えないのが本音です。
ですから、最初は少しあげてみる。ミルクと母乳が足りてるか?の様子を見ながら、回を追うごとに少しずつ足してみましょう。
【足りてるか?のサイン】
- 体重が増えているか
- おしっこが1日7回以上出ているか
- ウンチが出ているか
こちらが出来ていない場合は、ミルクが足りないと思ってください。
毎日のチェックが大切なんですね。
生後0ヶ月〜3ヶ月のミルク育児
ずっとママのお腹の中にいて出てきたばかりの赤ちゃんは、外の世界で初めてのことだらけ。まだ0ヶ月の赤ちゃんは、ミルクを少し飲んだだけで疲れて眠ってしまいます。そして、吸う力もまだまだ弱く、1回に飲める量が少ないです。
だいたい間隔で言うと3時間はあけるようにしましょう。回数でいうと1日6回程度。
もしも「あげたミルクの半分も飲まなかった」という場合も心配しなくて大丈夫です。
ただ、あまり飲めなかった赤ちゃんがすぐにミルクを欲しがる場合もあります。そんな時は、ミルク缶に記載してある規定の量に気をつけながら、さっき残してしまった量と同じくらいあげるなど、その時々で対応します。
【赤ちゃんの欲しがるサインって?】
- 泣いた時
- お口をチュッチュと飲む真似をした時
そんな時は様子を見てあげてみましょう。
生後3ヶ月に近づくにつれて1回に飲める量も多くなって来ます。
徐々にミルクの量も多くなってくるんですね。
生後3ヶ月〜1歳のミルク育児
この頃になると力もついてくる赤ちゃんは、ミルクをゴクゴク飲んでくれるようになるでしょう。
ミルクの間隔もあいて、5時間に1回くらいになります。回数でいうと1日に5回程度。
月齢が進むにつれて、ミルクを飲む量も多くなってきます。きちんと日中のミルクと母乳が足りているか?のサインで見極める必要があります。
ドンドン成長する我が子に「どれだけあげたらいいのか分からない」となった時はどうしましょう。
そんな時は一人で悩まず、誰かに相談するといいわ。私は産院の助産師さんに相談したこともあったよ。
人気のミルク缶は?
では、次はミルク缶のお話をします。店頭には、たくさんのミルクが売られていますよね。でも、どのメーカーがいいのか。みんなはどんなミルクを使っているのか。人気なものをご紹介します。
キューブ型ミルクはお出かけに便利
こちらの商品は、「明治 ほほえみ」のキューブ型のミルクです。一粒で40mlのミルクが作れます。測る手間が省けるので、人気。
急なお出かけにもサッと出してカバンにポンっで便利です。ミルクの粉を何かに詰めるよりも新鮮なままあげることが出来ますね。
赤ちゃんの発達に必要な、アラキドン酸やDHAが母乳と同じくらい入っているのも嬉しいです。
赤ちゃんに必要な成分を配合
こちらの商品は、上記でも紹介した「明治 ほほえみ」の缶タイプ。やっぱり、赤ちゃんの成長に必要な成分が母乳と同じだけ入ってるというところが人気なんです。
粉なので、キューブタイプよりサッと溶ける、ダマにならない。そのため、「離乳食に混ぜている」との声もありました。
こちらの缶タイプの方がコスパはいいです。お出かけはキューブ型、自宅は缶タイプと分けて使ってもいいですね。
安さが魅力
こちらの商品は、「和光堂 ハイハイ」の缶タイプです。
人気の秘密は安さにあります。毎日使うものですから、コスパが良い方がいいですよね。安いからって和光堂さんサボっていません。
上記で紹介した、アラキドン酸やDHAは配合されています。母乳に含まれるたんぱく質・α-ラクトアルブミンも母乳に近い量まで配合強化されており、品質にもこだわっています。
風味まで母乳に近い
こちらの商品は、「グリコ アイクレオ」の缶タイプです。
皆さん、母乳ってどんな味がするかご存知ですか。色は?匂いは?実はほんのり甘い味なんです。そして、黄色くてほのかに甘い香り。
このミルクは、その味、色、匂いが母乳に近いと人気を集めています。そしてそれだけではなく、初乳に含まれるβ-カロテン(黄色の正体)、消化吸収を助ける母乳に近いたんぱく質とミネラル量を配合しています。
ミルクが苦手な子も、「このミルクなら飲んだ!」という声もあるんですよ。
0歳児を保育園に!いつから入れる?
保育園に入ってからの生活が想像できたところで、保育園に通わせる場合いつから入れるのかも気になるところです。
0歳児といえば生まれたばかりの赤ちゃん。「そんな子を親から引き離すなんてかわいそう。」そんな声を聞き、胸を痛めることはありませんか。
今は女性も男性と同じように働く時代。女だから家にこもって家事育児なんて古い考えですから気にしないこと。
一言に0歳児といっても、生まれたばかりの赤ちゃんからハイハイやつかまり立ちまで出来る月齢まで様々です。
では、いつから赤ちゃんを保育園に預けられるか。
それは、各保育園によってバラバラなんです。生後○日以降、首が座ってから、○ヶ月以降などなど各保育園により異なります。
また、0歳児は預けられる時間も短いところがあるため、自分の行かせたい保育園はいつからOKで何時から何時まで預けられるのかを早めにチェックしておく必要があります。
そっか。いつから入れるか確認しないと!
そして、3歳までの子供がいるママは時短勤務が希望できる場合があります。
平成21年6月に改正された育児・介護休業法です。0歳児を保育園に通わせる場合この時短勤務制度が適用されれば、早くにお迎えに行き子供との時間が確保できますね。
詳しくは、こちら厚生労働省公式パンフレットをご覧ください。そして、自分が適用されるかどうか職場に問い合わせてみるといいでしょう。
こういう制度は、働くママにとって嬉しい制度です。日本も段々と働くママに優しい国になって来ましたね。
私も対象になっているのか確認しなきゃ。
ただ、こういった制度はあってもやはり仕事と育児の両立は大変になると思います。そうすると、どうしてもストレスが溜まりがち…。
子供の前では笑顔でいたい。でも、イライラする時ってあります。そんな時はどんなストレス解消法が?! ぜひお読みください。
まとめ
今回は、0歳児を保育園に入れる場合の影響や断乳についてお話しました。
- 保育園に入れる影響は悪い影響ばかりではない
- 早くから外の世界に触れ合える、生活リズムが整う、自分の時間が持てる、相談できる相手がいるなど、そんなメリットがある
- 生活がバタバタする、感染症をもらってきやすい、子供の成長を見逃す、完母が難しいなどのデメリットもある
- 完母は難しいが、母乳とミルクを使い分けて生活できるので断乳は必要ない
- 保育園に通う前に、ミルクに慣れさせる準備が必要
- 母乳→ミルクに切り替える際お乳が張ることがあるので絞ると良い。その場合は搾乳機が便利
- 保育園に通える時期は、各保育園によって異なる
- 時短勤務制度が適用される場合があり、早くにお迎えに行くことができる
いかがでしたか。不安は解消されましたか。
0歳児を保育園に通わせるには、メリットもデメリットもあります。そのメリットを最大限に生かし、生活できると良いですね。
子供は働くママやパパの背中を見て育ち、かっこよく頼もしく思うことでしょう。子供といるときはいっぱいの愛情をあげ、子供との時間を大切にする。その気持ちさえあれば大丈夫です。