お子様の初の晴れ舞台、入園式。参席するパパやママの服装はもう決まりましたか?
ママの服は様々な形があるので、悩んで悩んでようやく決まった!という方もいらっしゃるかもしれません。では、パパの服装は?男性=スーツって決まってるし、どうせビデオを撮ったり写真を撮ったりするのが主な仕事だし…と適当に決めていませんか?
男性=スーツと言っても、そのスーツにはたくさんの種類があるんですよ。それに、おしゃれに見せるコツというのも存在します。今回は、そんなパパの入園式の服装について徹底的に学んでいきましょう。
パパの入園式の服装マナー!スーツの選び方は?
パパの服装マナーって言っても…。男性の場合スーツしか着ていくのないし、結婚式とかと同じじゃないの?
甘い!確かに大体のマナーは一緒よ。でも、結婚式ではOKだけど、入園式ではNGというのもあるの。それを間違えて着用してしまったら…あなたは『ださいパパ認定』確実ね。
ださいパパ…!?そんなの絶対いやだ!どうすればいいのか教えてー!
よかろう。アイテムごとに解説していくから、しっかりと覚えるのよ!
入園式の主役は子供ですが、周りの保護者の方々からはパパやママの服装も意外と見られているんです。初めましてが多い入園式、第一印象が「ださい」なんて思われてしまったら立ち直れませんよね。
そうならないためには、しっかり場に合ったおしゃれを楽しみ、マナーもきちんと守った服装で参席する必要があります。そのための最低限のマナーとしては、やはりスーツを着用するというのは基本中の基本です。
でも、スーツならなんでもいいというわけではありません。
例えば、スーツの色や柄。もし、派手な色で目立つ柄のスーツを着用して行ったら…?間違いなく周りからは相当浮いてしまい、ださいどころか「変わったパパ」になってしまいますね。
入園式の親の服装で一番頭に置いておきたいことは、『悪目立ちしない』ということ。子供よりも親の方が目立ってしまうのは絶対避けたいですし、もしそうなってしまったら最悪今後の子供の登園生活に支障をきたしてきまうかも…。
そのため、悪目立ちしないためのまず最初のポイントとして、色や柄はこのようなところに気を付けて選ぶようにしましょう。
- 色は、黒・紺・濃いグレーなどのダーク系を選ぶ。
- できれば柄はなし。ただし目立たない柄ならOK。
最低でもこのふたつのポイントを押さえておけば悪目立ちすることは避けられますね。でも、これだけ守っていても他のポイントがずれてしまえば、今度は「非常識なパパ」となってしまう恐れがあります…。
では、どのようなところに気を付けてコーディネートしていけばいいのでしょうか。これからジャケット・シャツ・ネクタイ・靴とアイテムごとに解説していきます。
よーし、おしゃれで自慢のパパになるべく、しっかり学んでいくぞー!
ちなみに、男性の服装選びが難しいのは大人も子供も一緒です。入園されるお子様が男の子の場合、息子さんの服装はもう決まりましたか?こちらで男の子の入園式の服装や髪形についてご紹介しています。ぜひ参考にしてください。
パパの入園式の服装マナー!ジャケットはどうする?
着るだけでかっちり感が出るジャケット。フォーマルの場には絶対に忘れられないアイテムですね。
ですが、このジャケット。襟の形によってそのスーツがふさわしいか、そうでないかが分かるってご存知でしたか?
襟の形に何種類かあるのは知っていたけど、どれがどの場面向けかっていうのはイマイチよく分からなかったなぁ…
もし間違ったジャケットを着用して行ってしまうと、「あのパパちょっと派手じゃない?」なんて印象を持たれてしまう原因に…。ということでジャケットの襟に留意してスーツを選ぶ必要がありますが、その種類は主に以下の2つに分類されます。
- ピークドラペル
- ノッチドラペル
引用 洋服の青山
左のピークドラペルは襟が上向きに、右のノッチドラペルは下向きになっていますよね。
見た目からもなんとなく察しがつくかもしれませんが、ピークドラペルはパーティーや結婚式などの華やかな場面で着用され、お葬式や式典など落ち着いた雰囲気のシーンには適しません。一方、定番中の定番デザインとも言えるノッチドラペルは、様々なシーンに対応できます。
そのため、入園式で着用するのは、襟が下向きになっているノッチドラペルということになります。もし「手持ちの結婚式用のスーツでいいや~」とお考えの場合、そのスーツがピークドラペルだと着用していくことはできませんのでしっかり確認してくださいね。
ちなみに、座っているときはジャケットのボタンは外しておくのが基本マナーです。こういった細かい点もしっかりできた男性はかなり素敵に見えるので、ぜひ意識してみてください。
ただし、席を立ったらボタンを閉め忘れないよう要注意よ。
パパの入園式の服装マナー!礼服や喪服はOK?
スーツと似たようなデザインだけど、まったくの別物に当たるのが「礼服」です。
礼服は冠婚葬祭で着用するための正式な服装なので、お祝いの場である入園式にはぴったりなように思えますよね。
じゃあ、礼服で参席してもマナー違反にはならないのかな?
これについて、結論から言えば入園式に礼服を着て行くのはOKです。ただし!できれば礼服ではなくスーツを着用するのが無難。
理由は、入園式などの式典では、礼服は園長先生や来賓の方々が着るものだとされているからです。保護者の方が着用するのは特別マナー違反というわけではないのですが、あまりふさわしい服装だとは言えません。
それに、きっと周りのパパたちは大半がスーツを着用されるかと思います。その中で礼服で参席してしまうのは、ちょっと…いえ、かなり浮いてしまいそう…。
さらに気を付けなければいけないのが、冠婚葬祭の“葬”の場面で着用される服装。つまり、「喪服」についてです。
喪服も実は礼服に分類されますが、その着用の場面はお葬式。お祝い事である入園式に着用していくのは絶対にNGです。
喪服の黒色は、スーツなどの黒色とは明らかに色見が違います。そのため、「他の保護者もダーク系のスーツで同じような色だし…」なんて思っていても、一緒に並んでみると絶対に喪服だと分かるもの。そうなると、「あのパパ入園式なのに喪服…?」と後ろ指さされてしまうことに…。
と言っても、スーツって一着なかなかのお値段がするんですよね。なので、「できれば買わずにあるもので済ませてしまいたい」と考えるのもとってもよく分かります。
でも、せっかくのお子さんの晴れ舞台。そんな時ばかりは、パパもぜひしっかりとした服装で参加したいですよね。そして、その“しっかりとした服装”というのは、別に何万円もかける必要はないんです。リーズナブルなものでも、マナーさえ押さえていればOK!
ということで、次に入園式におすすめのスーツをいくつかご紹介します。ぜひ参考にしてください。
パパ必見!入園式におすすめスーツ!
これまでお伝えしてきた、『入園式でのパパの服装マナー』をまとめると、以下のポイントがありました。
これらをしっかり押さえた、リーズナブルでなおかつおしゃれなスーツをご紹介します。式典に着て行けるようなスーツを一着持っていると、今後訪れる卒園式や入学式、卒業式などにも着まわすことができます。この機会に検討してみてはいかがでしょうか。
細身シルエットでかっこいいパパに!
引用 楽天市場
10色から選べるという、豊富なカラー展開が魅力のこちらのスーツ。どれも素敵に思えますが、入園式にぴったりなのは、グレー、ネイビー、ブラックの3色。
サイズもM~6XLまであるので、どんな体型の方でも合うものが見つかりそうですね。さらに、もともとのシルエットが細身に作られているため、体系カバーも期待できます。
こちらはジャケットとパンツのセットになりますが、これを某販売店で揃えようとなると3万円近くにはなってしまうかも…。ですが、こちらならその半分の15,000円弱で購入することができます。このお値段でこれから先ずっと着まわせるのはかなりお得ですね!
3点セットでコーデが即完成!
引用 楽天市場
ビジネスシーンにもおすすめなこちらのスーツは、なんと諭吉さん一人分ほどのお値段!しかも、ジャケット・ベスト・パンツの3点セットなので、ここからさらに買い足すアイテムも少ないのがポイント。
ベストがあると、暑くてジャケットを脱いでもしっかりフォーマル感を残せるのが嬉しいですね。かなりリーズナブルですが安っぽさはまったくなく、むしろデザインも着た時のシルエットもかなりかっこいい!
カラーは4色展開ですが、カーキだけは入園式にはちょっと不向き…。ネイビー、グレー、ブラックの3色から選ぶようにしましょう。
さりげないおしゃれで差をつける!
引用 楽天市場
無地のスーツは無難ではありますが、周りのパパたちと同じような服装になってしまうのは避けられません。きっとおしゃれパパさんは、「少しだけでも差をつけたい」と思う方もいらっしゃいますよね。
そんな方には、決して目立ちはしないけど、なんか雰囲気が違う!と感じられるような、さりげなく柄が入ったデザインのものがおすすめ。柄と言ってもいろんなものがありますが、ストライプ柄なら細身効果もあるので体系カバーも同時にできちゃいます。
こちらのスーツは、ジャケット・ベスト・パンツの3点セットでかなりお得ですし、カラー展開されている3色どれを選んでもOK!しかもパンツは伸縮するので体にぴったり合いますし、もしこの先体形が変化してしまっても安心です。
加齢と共に体形が変化していくのはしょうがないことでもあるので、その将来にもしっかり目を向けてスーツを選べるというのはかなりありがたいですよね。
パパの入園式の服装マナー!シャツはどうする?
着用するスーツが決まったら、次は中に着るシャツを選んでみましょう。
シャツは、白色のものなら確実にマナー違反となることはありません。また、入園式後にお仕事に行かれる方でも、白色のシャツを着用していれば問題なくそのまま出社できますね。
そのため、まず間違いないのは白色のシャツを選ぶこと。ただ、入園式の後に何も予定がなかったり、スーツが無難なデザインだからシャツで少し遊びたい、などという場合は白シャツだとちょっとつまらない気がしてしまいますね。
そんな時は、淡い色を選んだり、さりげなくストライプの入ったシャツを合わせてみるのはいかがでしょうか。
ここでのポイントは、色付きと言っても濃い色のものは避けた方がいい、ということ。淡いピンクや水色などは春らしさを感じられるので入園式にぴったりなコーデが完成しますが、反対に濃い色はただ目立ってしまう原因に。
他には、もちろんデザインや柄が派手なシャツも目立ちすぎてしまうのでNGです。さらに、黒いシャツもカジュアルな印象を与えてしまうので避けたほうがいいとされています。
黒いシャツって、体が締まって見えるし着るだけでかっこよくなれるのにあまり良くないんだね…
体のラインはもうしょうがないとして…。きちんとマナーを守ったり、コーデをしっかり組めばおのずとかっこいいパパになれるから大丈夫!
ということで、次はネクタイなどの小物編よ!
パパの入園式の服装マナー!ネクタイの色は?
スーツにはネクタイが欠かせない、というイメージがありますよね。でも、そのネクタイにもこれまたマナーが…。
例えば、結婚式には白色のネクタイを、お葬式には黒色のネクタイを付けていくのがマナーとされていますよね。では、入園式には何色のネクタイがいいのでしょうか。
まず、当然黒色のネクタイはNGですね。お葬式のイメージが出てしまうので、入園式のような華やかな場にはふさわしくありません。
じゃあ、同じお祝いの場である結婚式でも付けられる、白色のネクタイなら問題ないよね?
確かに、『お祝い=白色のネクタイ』と思ってらっしゃる方は多いのではないかと思います。だが、しかし!!これは入園式ではあまりよくないとされているんです。
理由は、白のネクタイは主に園の先生や来賓の方が着用するものとされているの。礼服がふさわしくないとされる理由と同じね。保護者であるパパが白のネクタイを付けるのはあまり好ましくないわ。
黒や白はNGとなると、では一体どのようなネクタイを選べばいいのでしょうか。どうせここでも派手な色や柄物のネクタイはだめだろうし…。
ん?“派手な色や柄はだめ”となると…。
つまり、単純にシャツの時と同様、目立ちすぎない色や柄ならOKということなんです!具体的には、以下のようなネクタイがおすすめです。
【おすすめの色】
- ネイビー
- 青
- 赤
【おすすめの柄】
- 無地
- チェック
- ストライプ
- ドット
スーツがダーク系なので、ネクタイは落ち着いたトーンの赤や青といった色味のあるものを着用するとアクセントになってステキなんです。
他にも、夫婦で参席する場合はママの服と同じ色に合わせるのもおしゃれですよね。家族の仲良し感が伝わりますし、お互いの服装を選ぶ時も楽しい時間が過ごせそうです。
そんなママの入園式コーデについてはこちらでご紹介しています。リンクコーデ、ぜひ試してみてくださいね。
パパの入園式の服装マナー!革靴にもルールがある?
スーツの組み合わせが決まったら、最後の仕上げはかっこいい靴を合わせましょう。せっかくスーツをばっちりと決めたのに、合わせる靴はスニーカー…なんて、まさかそんなこと思ってはいませんよね?(笑)
おしゃれは足元から、とも言うので、靴選びも抜かりなく行っていきたいところ。ではどんな靴を合わせたらいいのか、こちらをご覧下さい。
- 合わせる靴は革靴がベスト
- よりフォーマルな印象になる、ヒモのついているタイプが◎
- 色味はスーツと合わせる
革靴を合わせるというのは何となくイメージできるかと思います。でも、“ヒモ付き=フォーマル”というのは、私は少し意外でした。スニーカーにヒモが付いているからか、そのイメージで私の中では「ヒモ付き=カジュアル」という印象だったのですが…。
ヒモのない革靴は、ヒモを解いたり結んだりせずに履けるから楽ですよね。でも、その楽さこそがカジュアルな印象となっている要因なんです。
「脱ぎ履きしやすい」ということは、「動きやすい」ということ。動きやすい靴は「仕事がしやすい」。つまり、ヒモのない靴は元々ワーキングシューズとして使用されていたんですよ。
いきなりの登場、靴屋さん…(笑)でも、確かに納得!ルーツを知ればマナーも理解しやすいね!
また、「靴の色はスーツと合わせる」というポイントもありましたが、これは必ずしもスーツと同じ色にしなければいけない、というわけではありません。
最近は革靴にもたくさんのカラーバリエーションがありますが、合わせやすいのは黒か茶色のどちらかです。無難に大人っぽくしたいのなら、黒色。優しい印象でおしゃれに仕上げたい場合は茶色がおすすめです。紺やグレーなどの明るめのスーツには、黒よりも茶色の方が合いますよ。
よーし、これで入園式の服装は完璧だ!目指せ、園内でいちばんかっこいいパパ!絶対に“ダサい”なんて言わせないぞー!
娘やママの服も無事決まったし、“おしゃれな家族”という肩書を目指していざ出陣!
我が家のように、お子さんが女の子だという方はぜひこちらを参考にどうぞ。種類が豊富でかわいらしい服が選び放題の女の子。入園式当日はとびきりかわいく仕上げてあげましょう。
まとめ
- パパは基本はスーツ着用。色はダーク系で、柄は控えるなどして悪目立ちしないようにする。
- ジャケットは、襟が下向きになったノッチドラペルを選ぶ。
- 礼服は、園長先生や来賓の方々が着るもの。保護者が着るのはふさわしくない。喪服は絶対に着用NG!
- 無難なシャツの色は白。淡い色や目立たないストライプ柄などでもOK。黒色のシャツはカジュアルになってしまうので避ける。
- 黒色のネクタイはお葬式に着用するものなのでNG。また、白色も先生や来賓の方々が着用するものなので避ける。パパが身につけるネクタイは、派手な柄や色でなければ何でもOK。
- 合わせる革靴は、よりフォーマルな印象を与えるのはヒモ付きのもの。黒か茶色が合わせやすくておすすめ。
男性の服装選びは、種類が女性よりも少ないためシンプルな印象がありますよね。そのため、「なんでもいいや」と思っているパパは少なくないかと思います。しかし、シンプルな中にもたくさんのマナーがあるので、適当に選んでしまうと大惨事になりかねません。
おしゃれで自慢のパパを目指すべく、ぜひ抜かりないコーデ選びをしてみましょう。あ、ジャケットのボタンの付け忘れや、ズボンのチャックの上げ忘れにもご用心を…(笑)