子供のお餅デビューはいつから?はじめてにおすすめのレシピ大公開 | こっころ

子供のお餅デビューはいつから?はじめてにおすすめのレシピ大公開

初めての食材

お正月や節句など、おめでたい日には欠かせないお餅。ハレの日を祝う食べ物でもあるので、できれば家族全員でお餅を楽しみたいですよね。

しかし、お餅は大人でも喉に詰まらせてしまう恐れがある食べ物。まだお子さんが小さなうちは、食べさせてもいいのかと悩んでしまうと思います。

そこで、子供いつからお餅デビューできるのか。それを見極める目安や、安全に食べられるおすすめレシピなどをご紹介します。

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はじめてのお餅はいつがベスト?

はじめてお餅を食べる時期は、よく噛んで食べられるようになる3歳前後がベストだとされています。

実は、お餅を安全に食べるには、“噛む”という行為がとても重要なポイント。なぜ噛むことが関係しているのかというと、理由は以下の2つです。

  • 食べ物を噛むことで、食べやすい大きさに小さくできる
  • 噛めば噛むほど唾液が分泌される

食べ物を食べる時に分泌される唾液には、食べ物と混ざり合うことで飲みこみやすくしてくれる効果があります。

粘り気のあるお餅は、そのまま飲み込んでしまうと喉に張り付いて窒息してしまう恐れがありますが、よく噛んで口の中で小さくし、唾液の効果で飲みこみやすくすることで事故を防ぐことができるんです。

つまり、お餅デビューに最適な時期は、「何歳から」というよりも、「よく噛んで食べられるようになってから」だと言えますね。たとえ3歳を過ぎていてもこの条件をクリアできていなければ、まだお餅デビューには早いということ。

お餅デビューの時期を見極めるには、次の3つのポイントがクリアできているかチェックしてみましょう。

  • 食べ物を噛み砕く役目である、奥歯がしっかり生え揃っているか。
  • 飲み込む力は弱くないか。
  • よく噛まずに丸呑みしてしまってはいないか。

安全で楽しいお餅デビューにするためには、「周りの子も食べているから…」ではなく、お子さんの発達に合わせてデビュー時期を考えてあげてくださいね。

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子供にお餅を食べさせる時の注意点!

歯が生え揃い、よく噛んで食べることができるようになれば、お餅デビュー時期の目安はクリア。

とは言っても、いきなり「はいどうぞ」とお子さんにお餅を渡すことは避けましょう。お餅デビューは、食べる時にもいくつかの注意点があるのです。

よく噛んで食べるよう言い聞かせる

お子さんにお餅を食べさせる時は、必ず大人の方が側についていてあげるようにしましょう。その時に、よく噛んでから飲み込むことをしっかり言い聞かせてあげることが大切です。

お子さんがお餅を食べている側で、「よくモグモグして食べるんだよ」と何度も教えてあげてください。そして、きちんと飲み込むことができたかまでを確認し、何も異常がないかどうかも確かめましょう。

このように、お子さんがお餅を食べる時はなるべく目を離さないようにし、安全に食べ終えることができるよう注意してください。お子さんがよく噛んでいる姿が見受けられたら、「すごいね」「上手だね」と褒めてあげるのも効果的です。

少しずつ口に入れるようにする

粘り気のあるお餅は、大量に口に入れてしまうと、噛みきれないまま飲み込んでしまう恐れがあります。それでは窒息の原因になりかねないため、一度にたくさんお餅を頬張ることのないよう注意しましょう。

ただ、ここで勘違いしやすいのが“子供へのお餅の渡し方”です。

「お餅は小さく切り分けてあげれば大丈夫」と思われるかもしれませんが、小さくしたお餅をいっぺんに並べすぎてしまうのはよくありません。小さいと口に入れやすくなるため、逆に一度に何個も頬張ってしまう恐れがあるからです。

少しずつ口に入れて食べてもらうには、小さく切ったお餅をひとつずつお子さんのお椀の中に入れたり、むしろ大きいまま与えて少しずつ噛み切ってもらったりする方が安全ですよ。

水分と一緒に食べるようにする

お餅を食べる時は、必ず水分も一緒に用意するようにしましょう。水分を摂って喉が湿ることで、お餅が喉に張り付くことを防ぐことができます。

実は、お餅に限らず食べ物が詰まってしまう事故は、水分を摂らずに一気に食べてしまったことが原因で起こることがあるんです。

元から張り付きやすいお餅なら尚のことで、水分をまったく摂らずに食べると、とても飲みこみにくくなってしまいます。その結果、喉に詰まらせてしまう可能性が大きくなり、危険度が増してしまうのです。

そのため、お餅は必ず水分とセットで食べさせるようにしましょう。水分は、お茶でも牛乳でも何でもOK。汁と一緒に食べられるお雑煮もおすすめです。

遊び食べをさせない

子供が食事中に立ち上がったり遊んだりするのは日常茶飯事。しかし、お餅を食べている時だけは、きちんと飲み込むまで絶対に遊ばせないようにしましょう

なぜなら、遊び食べは喉に詰まらせてしまう危険性がとても高くなるからです。

例えば、口にお餅を入れたまま走り回っていると、転んだ拍子に飲み込んでしまったり。遊んでいるところをつい強く叱ってしまった時、びっくりして飲み込んでしまったり。

ですから、お餅を食べている間は絶対に目を離さず、食べることに集中させるようにしましょう。

また、泣きながらお餅を口の中に入れておくのもとても危険です。もし言うことを聞かずに泣き出してしまったら、一旦口の中からお餅を出すなどの対応が必要ですね。

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子供におすすめ!絶品お餅レシピ3選

お餅デビュー時期の目安もクリア、食べさせる時の注意点も学べたら準備はOK!子供と一緒に、安全にお餅を楽しみましょう。

…と言っても、子供が食べている間は常に気張って見守っていなければならないお餅。やはり初めて食べさせる時は不安感は拭えませんよね。

そこで、より安全に美味しくお餅を食べられるレシピをご紹介します。どれもお餅を飲みこみやすい仕上がりにしてくれているので、喉に詰まらせてしまうリスクをぐっと下げることができますよ

食べやすさピカイチ!『お雑煮』


引用 クラシル

お正月の定番であるお雑煮は、食べやすさも満点のレシピです。

お餅による事故を防ぐには、水分を摂りながら食べるようにするのが鉄則だと先述しました。これは、喉を湿らせておくことでお餅を飲みこみやすくすることが理由でしたが、つゆの中にお餅が入っているお雑煮はこの鉄則を楽々クリアしているのです。

さらに、つゆの中に入っていることでお餅も硬くならず、噛み切りやすいという特徴もあります。このように、子供でも安心して食べられるお雑煮なら、家族全員で一緒のお餅料理を楽しむことができますよ。

材料(2人前)

  • 鶏もも肉・・・・・・ 300g
  • にんじん・・・・・・ 1/2本
  • 大根・・・・・・・・ 1/4本
  • しいたけ・・・・・・ 1枚
  • ★水・・・・・・・・ 800ml
  • ★酒・・・・・・・・ 大さじ1
  • ○顆粒和風だし・・・ 大さじ1
  • ○薄口しょうゆ・・・ 大さじ2
  • 切り餅・・・・・・・ 2個
  • せり・・・・・・・・ 50g

作り方

  1. にんじんと大根は皮を剥き、いちょう切りにする。しいたけは軸を取り除いて薄く切る。
  2. せりは根元を切り落とし、3cm幅に切る。
  3. 鶏もも肉は一口大に切る。
  4. 鍋に★を入れ、3を加えて中火で煮る。煮立ったら1を入れる。
  5. 具材に火が通ったら、○を加える。
  6. 切り餅をオーブントースターで5分ほど焼き、器に餅・つゆ・せりを盛って完成。

食感がやみつき!『とろとろ餅』


引用 クックパッド

安心・安全にお餅を食べるには、焼くよりも煮る方がおすすめです。水分量が多くなったお餅はとても柔らかく、噛みきれない・飲みこみづらいなどの心配が軽減されますよ。

こちらのレシピは、レンジで簡単に調理できる上、加熱時間を調整すればもはや液状に近いお餅が作れます。

食べやすくて、とろとろの食感がやみつきになるお餅。食が細い子でも、パクパクと食べてくれるかもしれませんね。

材料(1人分)

  • もち・・・1つ
  • 水・・・・大さじ2〜3
  • きな粉や砂糖醤油など、好みの味付け

作り方

  1. レンジ使用可能な容器に、餅と水を入れる。
  2. 電子レンジで1分加熱。
  3. 好みの柔らかさになるまで加熱し、好みの味を付けて完成。

おやつにも最適!『おかき』


引用 楽天レシピ

餅がハイリスク食品だとされるのは、強い粘り気があることが原因です。それならば、その粘り気をなくして安全にお餅を食べられるようにしてみましょう!

そこでおすすめのレシピは、お餅をカリカリに揚げたおかきです。スナックのような軽い食感でパクパクと食べられるので、おやつに食べるのもいいですね。

材料はお餅と調味料だけですし、作り方もとっても簡単。お正月の後など、お餅が余って困ってしまった時にも気軽に試せるのが嬉しいですね。

材料(1人分)

  • 餅・・・・ 1個半
  • 味塩・・・ 少々

作り方

  1. 餅を包丁で薄く切る(1mm程度)
  2. オーブントースターの天板にクッキングシートを敷き、餅をくっつかないように並べる。
  3. オーブントースターで5分ほど膨らむまで焼く。
  4. 焼き上がったら、熱いうちに耐熱のビニール袋に入れる。味塩を加え、振り混ぜて味を付けたら完成。
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お餅の代わりで安心安全な食卓を

ここまで、お餅を食べさせる時の注意点や、食べやすいおすすめレシピなどをご紹介してきました。しかし、細心の注意を払ったとしても、やはり初めてお餅を食べさせる時はとても不安に感じるかもしれません。

そんな時は、無理せずお餅デビューを先送りしましょう。いつもお子さんを見ているパパママが不安に思うのなら、それはまだ食べさせるべきではないということ。

ただ、お正月などのおめでたい日には家族全員で同じ食事を楽しみたい気持ちもありますよね。そこでおすすめなのが、“お餅の代わり”です。様々な食材でお餅のような食感を作ることができるんですよ。

お餅“もどき”の胡麻和え


引用 クックパッド

小麦粉と片栗粉で、お餅のようなおやつができます。家にある材料でできるので、お正月などの行事以外にも普段のおやつに食べるのもおすすめですよ。

また、モチモチな食感とシンプルな味がお餅そっくりなので、様々な味付けとの相性が◎。きな粉やあんこなど、他のお餅の定番味でも楽しんでみてください。

モチモチ食感と言っても、噛みきれない・飲み込めないという心配はないため、安心して子供に食べさせることができますね。

材料

  • ★薄力粉・・・・・・・ 3/4カップ
  • ★片栗粉・・・・・・・ 1/4カップ
  • ★水or牛乳・・・・・・ 1/2カップ弱
  • ○麺つゆ3倍濃縮・・・ 大さじ1
  • ○砂糖・・・・・・・・ 大さじ1
  • ○すりごま・・・・・・ 大さじ2

作り方

  1. ★を加え混ぜる。水分量はぽってりする程度に加減する。
  2. フライパンを熱し、油を敷いて1を焼く。
  3. 2を一口大に切る。
  4. ○を合わせてごまだれを作り2に絡める

アレンジいろいろ『じゃが餅』

引用 楽天レシピ

じゃがいもで作るじゃが餅は、お野菜の栄養も取れるのでお子さんにはとてもおすすめのレシピです。

今回ご紹介するのはじゃがいもを使ったレシピですが、他にもかぼちゃやさつまいも、大根、にんじんなど様々なお野菜で代用できます。その時におうちにあるものや、旬のお野菜などを使ってみるといいですね。

また、海苔を巻いて磯辺焼き風にしたり、バターしょうゆ味にしたりと、いろいろな味付けと相性がいいのも嬉しいポイント。たくさんアレンジして、様々な食材や味で楽しんでみてください。

材料(4人分)

  • じゃがいも・・・ 3個
  • 片栗粉・・・・・ 60g
  • サラダ油・・・・ 大さじ1
  • ★しょうゆ・・・ 大さじ3
  • ★みりん・・・・ 大さじ1
  • ★砂糖・・・・・ 大さじ3

作り方

  1. じゃがいもの皮を剥いて適当な大きさにカットしたら、箸が簡単に通るくらいの柔らかさになるまで茹でる。
  2. 1をボウルに移してつぶす。
  3. 片栗粉を加え、耳たぶくらいの柔らかさになるまでこねる。(じゃがいもの水分量によって片栗粉の量を加減する。硬い時は水を入れて調整。)
  4. 3をスプーン1杯分手にとって平べったく丸める。
  5. フライパンにサラダ油を熱し、4を両面焼く。
  6. ★を合わせ、5に加えて味を染み込ませたら完成。

離乳食にもおすすめ!『ミルク餅』


引用 クックパッド

わらび餅のような食感に仕上がる、ミルク餅。牛乳を使って作るので栄養満点なところも嬉しいですね。

ミルク餅は、離乳食後期から食べることができるので、赤ちゃんと一緒にお正月の食卓を楽しむのにもおすすめです。その時に、もし粉ミルクが残って消費に困っていれば、牛乳の代わりに溶いた粉ミルクを代用するのも可能ですよ。

ちなみに、離乳食は生後5ヶ月頃から始めます。それより前に固形物を与えてしまうのは、赤ちゃんの胃腸にかなりの負担をかけてしまうので注意しましょう。離乳食の始め方や離乳食初期の注意点については、こちらで詳しく解説しています。

材料(2〜3人分)

  • 片栗粉・・・・・・・・・ 50g
  • 牛乳・・・・・・・・・・ 300cc
  • 砂糖・・・・・・・・・・ 40〜50g
  • きなこ(砂糖なし)・・・ 適量

作り方

  1. まな板にきな粉を広げておく。(クッキングシートやラップを敷いた上に広げると片付けが楽。)
  2. 鍋に、片栗粉・牛乳・砂糖を入れ、弱めの中火にかける。
  3. 2を、常に木べらで混ぜながら熱す。
  4. 固まってきたら弱火にして、こねるように混ぜ続ける。
  5. 十分に粘り気が出てきたら、1の上に移し、上からもきな粉を振りかけて厚さ1.5cmくらいに伸ばす。
  6. 一口大に切り、切断面にもきな粉をまぶしたらお皿に盛って完成。
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まとめ

  • お餅を安全に食べさせるには、よく噛んで食べられるようになってから与えるようにする。目安としては、3歳前後。
  • お餅を食べる時は少しずつ口に入れ、水分と一緒に食べさせるようにする。事故の元になる遊び食べもさせない
  • お餅を柔らかいまま食べられるお雑煮や、揚げてカリカリとした食感にするおかきなど、安全・安心なレシピでお餅デビューを楽しむのがおすすめ。
  • まだお餅デビューには早い時は、お餅の代わりになるレシピが安心。

お餅は、必ずしも危険なわけではありません。お餅を食べる時のポイントをよく抑え、喉に詰まらせないような食べ方をすれば安全に美味しくお餅を食べることができますよ。

お子さんがお餅を食べている間は絶対に目を離さず、安心・安全な食べ方でお餅デビューを素敵な思い出にしてください。

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