巷に出回るあまたのベビー用英語教材。あれ、気になりませんか。
小学校でも英語の授業がある今、物心つく前の0歳から英語教育して慣れ親しんでおけば、後々我が子が苦労しなくて済むんじゃない?なんて考えてしまうのが親心。
でも習い事って、結構なお金がかかるんですよね。一体どんなものを選べばいいの?そもそも0歳から習い事って早過ぎ?本当に効果があるの?
そんな疑問や不安に応えるべく、0歳からの英語教育について徹底調査してみました。
英語教育はいつから始めるのがベスト?
英語教育を始めるのは「早ければ早いほどいい」なんて話を聞いたことはありませんか。
確かに「三つ子の魂百まで」という言葉もありますし、習い事を始めるのは早い方がより子どもの可能性を伸ばしてあげられるのでは?と思ってしまいますよね。
ですが、赤ちゃんの英語教育をめぐっての意見は様々。
英語教育を始めるのに望ましい時期については、
- 早ければ早いほどいい→0歳から始めよう!
- 小学校に入ってから、もしくは本人がやる気になってからで充分
この2つの意見が主流となっているようです。でも0歳と小学生って、結構開きがありますよね。一体どちらの意見を参考にすればいいのでしょうか。双方の主張について、少し詳しく見ていくことにします。
0歳から英語教育を始めるメリット
「英語教育は0歳から始めた方がよい」と言われるにはちゃんと理由があります。
なぜなら0~3歳頃までは「耳の黄金期」だから。
音の高さは周波数・Hz(ヘルツ)という単位で表しますが、普段使わない周波数の音は聞きとれなくなってしまうんです。ですが3歳くらいまでの赤ちゃんは、普段使う・使わないの区別なく、かなり広範囲の周波数の音を聞き分けることができるんです。
なるほど、だから黄金期か。赤ちゃんの耳って、僕たち大人よりもずっと優秀なんだね。
そして日本語や英語といったそれぞれの言語にも周波数があります。
- 日本語の周波数→125~1500Hz
- 英語の周波数→2000~12000Hz
わ、全然違うじゃん。
そうなのよ。だから英語って日本人には聞き取れない発音があって苦労するのよね。
ああ、よく言うLとRの発音の違いとかだね。あれ全然わかんないんだよねぇ。
でもね、3歳までの赤ちゃんの耳は、どの周波数でもちゃんと聞き分けることができるのよ。LとRの違いもわかるんだって。
黄金期、すっげー!!。
だからこそ、3歳までの間にできるだけたくさんの英語を聞かせてあげることで、英語を聞き取る耳が育つんです。
ちゃんと聞き取ることができれば、ちゃんと発音できる。つまり早い段階から英語に触れさせることで、聞き取る、きれいに発音する、という英会話の土台が築かれるんですね。
早期英語教育には意味がない?
ではその一方で、英語教育は小学生になってからで充分、という意見があるのはなぜなのでしょう。ちょっとこちらをご覧下さい。
- 気休め
- 全く効果がなかった
- DVDやビデオ、テレビのかけ流しはほとんど効果がない
- 小さい頃から英語教材を使っており、2~3歳で英語らしき言葉をしゃべっていたが、日本語が遅れてしまった
これ、実際に赤ちゃんのうちからCDやDVDなどの英語教材を試してみた、という方達の口コミなんです。
ええっ!?効果ないの?黄金期は?っていうか日本語が遅れちゃうの!?そりゃマズ過ぎるでしょ!!
もちろん「効果があった」っていう口コミもたくさんあるんだよ。でもこうやって否定的な意見を聞いちゃうと気になるよねぇ。
「教材を使って英語を勉強した」と言っても、使い方も使う環境もそれぞれでしょうから、一律に考えることは難しいかもしれません。
ただ一般の方の口コミだけでなく、早期英語教育については専門家の間でも意見が分かれているのが事実です。
2つの意見の溝はなかなか深いですが、どちらの意見を採用するか判断するため、早期英語教育の実際の効果についてしっかり検証してみましょう。
0歳からの早期英語教育って本当に効果があるの?
習い事というのは時間とお金を費やすものですから、ぶっちゃけ効果がないならそんな習い事、やらないですよね(笑)
結論から言いますと、0歳から英語教育をした場合の効果は
人によります
え・・・、それが結論?ぶっちゃけ何の参考にもならないんですけど。
だね。じゃあさ、パパが我が子に赤ちゃんから英語教育をするなら、どんな効果を期待する?
そりゃやっぱり、自然と英語が身について、気がついたら日本語と同じように英語でもペラペラっと会話できちゃう・・・みたいな?
うんうん。英語教材の謳い文句見てると、そういうの期待しちゃうよねー。まさにそこなのよ!
・・・どこなのよ?
英語耳を育てるなら早期教育は効果あり!
0~3歳は耳の黄金期だとお話しましたが、この時期の恩恵は確かにあります。
微妙な発音の違いがわかる優れたリスニング能力、きれいな発音。幼いうちから英語をたくさん耳にすることで、こういったものを手にすることは可能なんです。
これは間違いなく、早期英語教育の効果ですよね?つまり英語耳が育つという点から見れば、英語教育は0歳から始めるべし!ということになります。
やっぱ効果あるんじゃーん。黄金期すっげー!
「すっげー」けどさ、パパはそれで満足なわけ?だって聞き取り能力と発音がすごくても、それだけじゃ英語でペラペラ会話できないでしょ?
ハッ!確かに。アップルをアポゥって発音できても、英語ができてることにはならないよね。かわいいけど。
アポゥって・・・パパ発音ひどすぎ。
優れたリスニング能力は確かに手に入ります。が、これだけで充分な効果と捉えるかどうかは「人によって」評価が違うんです。
英語力習得の目標レベルはどこ?
英語教育を始める際の動機や、「こんな能力を身につけて欲しい」というパパママの期待度は人それぞれです。
- ネイティブ並みに英語で会話ができるようになって欲しい。
- 小学校で英語の授業が始まった時に困らない程度のレベルは身につけて欲しい。
- 「あら、なんかうちの子発音がいいわ。やっぱり赤ちゃんの時から英語聞かせてた効果ねー」と満足。
- とにかく楽しく英語に親しんで欲しい。学校で英語の勉強が始まった時に苦手意識を持たなければOK。
こんな風にどこを目標とするかによって、英語教育に対する満足度って、変わってくると思いませんか。
目標レベルが3や4であれば効果に満足できることも多いと思います。が、教材の宣伝効果が絶大なこともあり、1の英語ペラペラレベルが自然に身につけられる、と期待している人も多いでしょう。
そうなるとハードルはかなり高め。この目標に届かず、英語の学習から離れてしまうお子さんもたくさんいることと思います。
そこで、「幼少期からの英語教育なんて全く意味ないわ」に繋がってしまうというわけですね。
ちなみにこの満足度は、英語教育に費やしたお金や労力にも大いに関係しているのよ。
英語教育にかけた費用が何十万円という大きな額だったとしたら、アップル→アポゥだけでは「あんなにお金かけたのに、ほとんど効果ないじゃない」と文句のひとつも言いたくなってしまうもの。
でもテレビの英語番組なんかを上手く活用しながら、あまり費用をかけずに取り組んできたのであれば、「やっぱりそれなりの効果はあるものねぇ」なんて感心してしまったり。
赤ちゃんのうちから英語を習わせようと考えるなら、
- どのくらいの英語力習得を目指すのか
- どのくらいまで費用をかけるのか
最初にこの2点をしっかり検討しておくこと。それが「英語の早期教育なんて無駄だった」なんて後悔しないためのひとつのポイントです。
そして、ペラペラレベルの高い英語力を獲得したいなら、学習の仕方にもポイントがあるんです。
そのポイントをしっかり押さえれば、早期英語教育の効果を実感できるんじゃないかしら?
できるだけ高価な教材を使った方がいいとか?
子どもの教育費って、かけようと思えば天井知らずですよね。そうでなくても育児にはいろいろと出費がつきまとうもの。何か習い事を始めようと思ったなら、家計の見直しも必須です。
0歳児にかかる育児費用についてもまとめてみましたので、こちらも参考にしてみて下さいね。
高い英語力を身につける早期教育のポイントは?
英会話教室のCMなんかでよく見る、外国人の先生と難なく楽しそうにお喋りしている子ども。あの感じ、憧れますよね。
0歳から英語を習っていると、果たしてあのレベルに達することは可能なのでしょうか。リスニング能力だけでなく、我が子により高い英語力を身につけさせたいと考えているあなたのために、早期英語教育で効果を上げるためのポイントをお伝えしましょう。
ポイント①英語はコミュニケーションツール!学習はママも一緒に!
もしも英語のCDやDVDをただ聞き流しているだけで、子どもが英語ペラペラになれたとしたら・・・
街中で外国の方に道を訊かれてもうろたえず、英語アニメも吹き替えなんてなくてもOK、なんて日常があちこちで繰り広げられるはずです。中学校や高校の英語の授業だって苦労しなくなりますよね。
でもそんな日常にはなっていない・・・
ということは、そう、口コミにもあったように「聞き流しているだけ」では英語力は身につかないんです。
0歳の赤ちゃんは、英語を学びたいと自らの意思を持っているわけではありません。そんな赤ちゃんにとって英語が単なる音声とならないようにする必要があります。
ということで、ポイントその1。赤ちゃんの英語学習は、大人がしっかりコミュニケーションを取りながら進めること。
実際同じ教材を使っていても、大人がしっかり関わって学習した方が効果的であると専門家も指摘しています。体得するには、ママやパパが一緒に教材を使って語りかけてあげてなんぼということです。
そもそも英語はコミュニケーションの手段です。「ただ聞かせているだけで~」なんて謳い文句に捉われずに、親子でコミュニケーションの楽しさをしっかり味わえるといいですよね。
日本語のコミュニケーションも大切に
0歳から英語教材を使うデメリットとして、「日本語が覚束ない」「日本語も英語もどちらも中途半端になる」なんて話を耳にすることが時々あります。そんな話を聞くと、果たして日本語獲得前から英語教育をしていいものかと不安になってしまいますよね。
でもこれにも諸説あり、専門家の間でも意見が分かれているようです。
- 0歳から英語教材で学習していても、日本語習得になんら問題はなかった。
- 親の仕事の関係で外国で生まれた日本人の赤ちゃん。家では両親が日本語を使っているが、一歩外へ出れば外国語オンリー、テレビからの音声ももちろん外国語。そんな環境でもフツーに日本語を話し始めた。
こういった体験談も数多いですし、また、こんな調査結果もあるんですよ。
参考 AERA
つまり、あまり日本語についての影響は考えなくても良さそうですね。
ただ、まだ何の言語も獲得していないまっさらな状態の赤ちゃんには、親が英語英語と前のめりになり過ぎないことが大切。まずは日本語(母国語)を大事にして、たくさん語りかけてあげましょう。
ポイント②覚えも早いが忘れるのも早い!?大事なのは継続!
ところで、こんな話を聞いたことはありませんか。
子どもの頃に外国に住んでいて、現地の人とも英語でペラペラ喋っていたけど、帰国してしばらくしたら、英語なんてみーんな忘れちゃった。もう何にも話せない、って。
うちの子がまさにそうよ。5歳まで英語圏の国に住んでて、英語ペラペラ・発音もすごくよかったのに、帰国したら忘れちゃって。中学生になった今、英語は苦手科目よ(笑)
人間って、使わないものは何でも忘れちゃうんです。実際に英語でコミュニケーションをとれていた子どもですら忘れてしまうんですから、赤ちゃんの時に英語を「習った」だけなら、忘れるのもあっという間。
ということで、英語力体得のための重要ポイントその2。それが継続です。
赤ちゃん用の英語教材は0歳~4歳まで、0歳~6歳まで等々の対象になっていますが、その後は英語教室に移行するなどして、とにかく英語に触れる環境を保つことが必要なんです。
でもね、大きくなってくると子どもの興味もいろんなものに移っていくから、継続できるかどうかは、その子のやる気にもよるわよ。
それが一番難しいポイントかも・・・
赤ちゃんにおすすめの英語教材は?
目指すレベルは個々に違えど、ともかくせっかくの耳の黄金期。赤ちゃんと一緒に楽しく英語を習ってみましょう!
といっても、一体どの教材を使ったらいいのでしょう・・・。本っ当に英語教材って数が多過ぎますよね。
口コミなども参考にしながら、いくつかピックアップしてみましたのでご紹介します。
Worldwide Kids
ワールドワイドキッズ、こどもちゃれんじ・しまじろうで有名なベネッセの教材です。0歳~6歳を対象とした、オールイングリッシュの教材。さすが幼児教育の大手、ひとつひとつの教材すべてが子どもの興味を引きつけるんです。
口コミを見ても「子どもの食いつきがよかったから始めた」というものが圧倒的に多かったです。
うちの子も、送られてきたワールドワイドキッズの紹介DVDにめちゃめちゃハマッてたなぁ。あんまり喜んで見るから、始めてあげようかと真剣に悩んだよ。
それで結局入会したの?
いやー、調べたら結構高額だったから、断念した(笑)
ワールドワイドキッズのお値段は22万円ほど。
教材内容としては
- CD・DVD
- 絵本
- キャラクターのパペット
- 積み木やパズル等の知育玩具
- 保護者向けガイド 等々
こんな感じになっています。
お友達の家で実物も見たけど、英語教材としてじゃなくてもフツーにおもちゃとして楽しく遊べそうなものが多かったよ。うちも兄妹がいたら二人で使えるし、やってみてもよかったかも。
ただワールドワイドキッズには、こんな口コミも多いです。
対象年齢は6歳までとなっていますが、同じDVDばかり見ていてはさすがに飽きますし、ママ自身が英語ペラペラレベルでないと、語りかけのネタも尽きる・・・らしいです。
なので、最初こそ夢中になって取り組んでいたものの、飽きてしまうと見向きもしない、なんてお子さんも結構多いようで。
子どもの興味を持続させるためには、ママが保護者向けのガイドを熟読して関わり方を研究するとか、また会員限定のイベントなんかもあるので参加していくとか、英語教室と併用していくとか・・・なんらかの工夫が必要となってくるようです。
継続させるためには親も努力が必要なのね。
ディズニーの英語システム
引用 ディズニーの英語システム
子ども向け英語教材と聞いて、コレを思い浮かべない人はまずいないでしょう。高額であることが有名であるにも係わらず、昔から根強い人気を誇る天下のディズニー教材(笑)
実はディズニーの英語システムっていろんなパッケージがあって、お安いものだと15万円くらいからあるんです。でもやっぱり効果を実感したいとなると、もっと上のパッケージを、もっと他の教材も、となっていくみたいですね。
ちなみに教材は内容的にはワールドワイドキッズとほぼ同じ感じになります。お値段が高い分、教材の数はずっと多くなりますが。
もちろんこちらもオールイングリッシュ、そして当たり前ですが全てディズニー!やはり子どもの反応はかなりいいようです。
これらの教材、一式揃えた場合のお値段は、なんと軽く80万円超え。何だかんだで100万円近くかかった、なんて口コミもありました。
この高額さゆえにデイズニー教材を諦めた、という人も結構いるようです。にもかかわらず、人気の英語教材として常に上位にランクインしているのは、やはりその満足度によるものでしょう。
- 高い!でもそれだけの価値はある!
- 非常によくできた教材。この値段でも納得。
この評価の高さは、なんといってもディズニー英語システムの強みであるインプットとアウトプットのバランスのよさ!
英語はコミュニケーションツールだとお話しました。いろんな言葉や文章を覚え込む=インプットだけではツールとして使いこなす能力は身につきません。実際にその英語を使ってみるというアウトプットの経験が重要になるんですね。
教材による習い事の場合は、このアウトプットの機会が少ないのが難点とも言えますが、ディズニー英語システムでは、イベント参加の他にも週1回ネイティブの先生と電話でお話する機会があるんです。
英語力を定着させる体制が整っているあたりはさすがですね。
とはいえ「なんとなく良さそう」というだけで高額な教材をポーンと購入するのはちょっと・・・。
英語教材に興味はあるけど始めるには迷いがある、いろいろ検討してみたいという方は、まずは無料サンプルから試してみてはいかがでしょうか。
無料サンプルは、ワールドワイドキッズにもあるわよ。実際に頼んでも、その後の勧誘もゆるかったし、「もう少し検討したいので」って伝えればしつこく電話がかかってくることもなかったわ。
ディズニーは結構押しが強いみたいね。勧誘に弱い人は、無料サンプルでもよく検討してから試してみた方がいいと思うわ。
えいごであそぼプラネット
引用 えいごであそぼプラネット
こちらはNHK・Eテレの幼児向け英語番組「えいごであそぼ」からできた教材。
なんですが、実は「えいごであそぼ」は2017年3月にこの教材バージョンの番組は終了しており(現在は新バージョンで「えいごであそぼwith Orton」が放映中)、この「えいごであそぼプラネット」も2017年11月に販売終了となっています。
じゃあなんで紹介してんのよ?って思いましたか?これね、聞き流すだけでOK!としている教材も多い中で、親子で遊びながら楽しめるなかなかイイ教材だなー、って思うんです。
ワールドワイドキッズやディズニーに比べると初級者用というか、しっかりした英語力が身につくというよりは子どもが楽しく英語に触れあえる入門編、という感じですけど。
教材内容はやはり他のふたつと大きく変わらず、CDやDVD、絵本・知育玩具といった感じになります。
「きけたよコース」と「いえたよコース」の2種類があり、お値段はそれぞれ48,600円。セット価格で91,800円です。
番組放映時はテレビで見たキャラクターが出て来るし、子どもの反応もよかったんじゃないかなぁと思います。
うちの子もよくこの番組見てたわよ。歌とか大好きで一緒に踊ったり、それらしく口ずさんだりしてた(笑)
そっかぁ。値段も他の教材に比べれば高くないし、入門編としては検討しやすいよね。販売終了しちゃって残念だなぁ。
ふふふ。パパ、私見つけちゃったわ。えいごであそぼプラネット、結構中古で出回ってるわよ。
メルカリなんかだと、かなりお安いお値段で出回ってたりします。黄金期にとりあえず耳だけ鍛えつつ楽しく遊べれば、と考えるなら中古利用もアリですよね。
まだ言葉もわからない本当に小さな赤ちゃんでも、歌やリズム遊びは楽しめます。「学習」と力を入れ過ぎず、赤ちゃんとの遊びタイムに気軽に英語の歌を取り入れてみるといいかもしれませんね。
でも0歳の赤ちゃんと一体どんな遊びをしたらいいの?というママは、こちらの記事も参考にしてみて下さい。
0歳児が通える英語教室は?
0歳から使える英語教材がたくさんあるのはわかった。でも、やっぱり自宅で学習するより、英語教室に通って先生に教えてもらった方が効果がありそうじゃない?
うん、英語教室もベビークラスってあるよね。でも0歳児からを対象にしている教室って、案外少ないのよ。
大手の英語教室を調べてみたところ、こんな感じでした。
テレビでガンガンCMをやってるような教室って、意外と0歳児からのクラスがないところが多いんですね。
「0歳・英語教室」を検索してみると、CM露出の多い上記の教室よりも
- ビースタジオ(ベネッセ):受講料5,500円~7,000円/月くらい
- 講談社リトル:受講料5,000円/月~
- セイハ英語学院:受講料6,800円/月
といった教室の方がヒットする感じでしたね。
ちなみに記載した料金はこのくらいから受講できる、という参考程度のものです。レッスンの回数や外国人教師の対応の有無、地域等によっても料金は変わりますし、月謝の他に入会金や教材費などもありますので、詳細は各教室にご確認下さいね。
まあ0歳児のうちは授乳やお昼寝なんかの関係で、お教室に通うよりも自宅で教材を使う方が、ママも気楽に取り組めるっていうのもあるよね。
でもママ以外の人と触れ合えるのは赤ちゃんにとっていい刺激ですし、ママにとっても気分転換になるかと思います。自宅近くに通いやすい教室があるようなら利用してみるのもいいかもしれません。
0歳児の赤ちゃんってまだ一緒にお喋りもできないし、母子ふたりでずーっと家の中にいると何だか煮詰まってしまうこともありますよね。ママも外に出て人に会う機会を積極的に作って、うまくストレス発散をしていきましょう。
育児ストレスの発散法についてもまとめてみましたので、是非こちらもご覧下さい。
早期英語教育におすすめの知育玩具は?
うーん、0歳から英語教育するかどうかっていうのは、費用もかかるし親もそれなりにちゃんと関わらなきゃだし、どうしていくのか夫婦でもう少し相談しないとね。
そうね。でもせっかくだから、もうちょっと手軽に英語に触れあえる玩具についてもみてみよう。
巷には、子どもの知能の発達を促進する「知育玩具」なるものも星の数ほど出回っています。英語に関する知育玩具ももちろんたくさんありますよ。
ここでは、長く使えて自然と英語に親しめる玩具を紹介してみたいと思います。
赤ちゃんも大好き!リモコン&タブレット
リモコン・スマホ・タブレット・・・赤ちゃんって、この類がやたらと好きですよね。多くの赤ちゃんから絶大の支持を得ている電子機器を模した玩具は、やはり安定感抜群です。
ボタンを押すと音が出たり光ったり。夢中で遊んでいるうちに、自然と英語を耳にすることができていいわね。
赤ちゃん玩具の定番!積み木でアルファベット
子ども玩具の定番、積み木。指先で何かを掴めるようになったばかりの低月齢の頃から遊べますし、積み上げたり並べたり、いろいろなものに見立ててごっこ遊びをしたり。
かなり長きにわたって使える優秀玩具を使わない手はありません。
赤ちゃんの視覚にもとらえやすい、でもインテリアも損なわないカラーリングがかわいい!アルファベットだけじゃなくて絵や数字も描かれているから、いろいろな組み合わせて遊べるね。
敢えて「知育」にこだわらないのもアリ!?
英語の知育玩具の人気商品を検索すると、かなりの数のCDやDVDが出てきます。ただ数が多過ぎてなかなか選び難い。
だったらいっそのこと、フツーにディズニー作品のDVDなどを使ってみるのもアリではないでしょうか。英語版を聞かせて耳を育てつつ、ディズニー作品なら歌も楽しめます。少し大きくなるとストーリーも理解できるようになるので興味が持続するでしょう。
著作権保護期間が終了している旧作アニメは、お値段もリーズナブルなので気軽に楽しめます。
「子ども向けのものを」と意識し過ぎなくても、ママが見たい作品をチョイスするのももちろんアリです。
娘と一緒に歌うのもいいわよねー。レリゴ~レリゴ~
さとみちゃんの発音もどうかと思うよ・・・
0歳からの英語教育で大切なことは?
早期英語教育について、効果を上げるために親も一緒に関わること、継続すること、また日本語(母国語)も大事にすること、等々いろいろなことをお話してきました。でも一番大切なのは
楽しむこと。なのではないかと思っています。
幼稚園のベテラン先生から「子どもは楽しいことなら自分からなんでもやるのよ」というお話を伺ったことがあります。
まずは遊びから入る、楽しいからどんどんやる、結果いろんなことができるようになるのだと。
子どもの能力を伸ばすために大人ができることは、その子が興味を持ったことにいかに楽しく取り組ませてあげられるか。これに尽きるのかもしれません。
教材をマニュアル通りに使いこなせない、なかなか成果が上がらない、なんてこともあるでしょう。また0歳のうちはそれほど自分から好みの主張をすることはないかと思いますが、成長していくにつれて、いろんなことに興味を持ち始め、英語に関心が薄れてしまうこともあるかもしれません。
でも思い通りにならないとやきもきしてしまうと、ママもしんどくなってしまいます。まずは子どもが楽しむことが一番!親のペースで無理強いして英語が嫌いになっちゃったら、元も子もないですしね。
それに幼少期に学習ができなかったからといって、英語力が獲得できないわけでは決してありません。
高校生や大学生になってから、海外に興味を持ち始めて留学する人や、大人になってからバリバリ英語を使ってお仕事をされている人だってたくさんいます。
耳の黄金期を逃すと確かに聞き取りには苦労するし、発音もジャパニーズイングリッシュなんて言われるけど、大切なのは伝わること。コミュニケーションをとれることよ。
結局本人のやる気があれば、学ぶのはいつからだってできるってことね。
例え幼少期に関心が薄くても、将来自分の子どもがどこで英語を必要とする分野に関心を持つかは分かりません。そうなった時に「よし、やってみよう!」と前へと踏み出す一歩の後押しになるように。早期教育の経験を楽しいものにしてあげられたらいいですよね。
まとめ
- 英語の早期教育については賛否両論。0歳から始めたほうがいいと推奨する意見もあれば、早期英語教育には意味がなく、習い事は小学生になってからで充分という意見もある。
- 0~3歳は「耳の黄金期」。この時期にできるだけたくさんの英語を聞くことで、英語耳を育てることができる。
- 日本語獲得前の赤ちゃんには、英語教育だけに偏らず、日本語でのコミュニケーションを大切に。
- 早期英語教育の効果に対しての満足度は、どの程度の英語力をつけさせたいかの期待度によって違う。
- 英語教材を効果的に活用するためには聞き流しではなく、きちんとコミュニケーションをとりながら学習すること、またそれを継続することが大事。
- 英語教材や知育玩具等は数多く出回っているので、それぞれの目標設定や予算に合ったものを。
- 英語の早期教育で一番大切なのは「楽しむ」こと。
生まれたばかりのまだ小さい我が子だけれど、これからどんなことに興味をもっていくのかな?どんな風に成長していくのかな?そんなことを思い描きながら、早期教育も親子で楽しんで取り組みたいですね。