トイレトレーニングの壁!「うんちだけできない」時の対策は?

トイレ

トイレトレーニングは一筋縄でいかないのが常。今回は、暗礁に乗り上げてしまうことの多いうんちのトイトレについてお話していきます。

おしっこは一人でトイレでできるようになったのに、うんちはいつまでたってもトイレでしてくれない・・・そんな子供は意外と多いもの。

どうしたらトイレでうんちができるようになるのか?既に我が子のうんちトイトレに手を焼いているママはもちろん、これからトイトレに臨むママも、ぜひ参考にしてみて下さいね。

スポンサーリンク

トイレトレーニングを阻む『うんちの壁』

トイトレが順調に進み、おしっこがトイレで失敗なくできるようになってくると、「そろそろオムツの買い足しはしなくてもいいかしら?」なんて、ママの期待も膨らみます。

しかし、この期待を打ち砕くかのごとく母子の前に立ちはだかるのが『うんちの壁』。おしっこはトイレでちゃんとできるのに、なぜかうんちとなると

  • パンツにそのまましてしまう
  • オムツに履きかえてからうんちをする

というナゾの行動をとる子供達がいるんです。

あや(友人)

そうなの!うちの息子なんてパンツからオムツに履き替えてうんちをしていた期間が1年近く続いたわよ。

たかひろ(夫)

え?わざわざオムツに履き替えるの?おしっことうんちで何がそんなに違うんだろう・・・

さとみ

大人から見ると本当にナゾな行動だよねぇ。オムツだとおしりにベッタリうんちがくっついちゃって気持ち悪いと思うんだけど?

『うんちの壁』は全ての子供の前に立ちはだかるわけではありませんが、しかしこのナゾ行動をとる子供達は意外とたくさんいるのです。

難なくうんちの壁をスルーできてしまう子供がいる一方で、「うんちだけトイレでできない」子供は、何が障壁となっているのでしょうか

何事も原因がわからなければ、対処のしようがありません。うんちトイトレが上手く進まず「もしやうちの子、うんちの壁にぶつかってる?」と思い当たるなら、まずは「どうしてトイレでのうんちを嫌がるのか? 」その理由を探っていきましょう。

ちなみに、『うんちの壁』と並んで、オムツの完全卒業を阻むもう一つの壁が『おねしょ』ですよね。日中のオムツは外れても、夜はなかなかオムツが取れずに困っている・・・という方も多いのでは?

ママの労力・ストレスを肥大させることなく夜オムツ外しに取り組むコツは、おねしょの仕組みを知ること。イライラしないトイレトレーニング実現に向けて、是非こちらもご参考にどうぞ。

スポンサーリンク

子供がトイレでのうんちを嫌がるのはなぜ?

子供がトイレでのうんちを嫌がる理由の代表例としては、このようなものが上げられています。

  1. 力の入れ方、踏ん張り方がわからずうんちが出せない
  2. うんちが落ちる時にピチャッとおしりに水が跳ねるのがイヤ
  3. 長い時間トイレにひとりでいるのが不安
  4. なんとなく怖い、とにかくイヤ!

などなど。

さとみ

なるほど。子供の身長だと、洋式トイレの便座に腰かけた時に足が床に届かなくてブラブラしちゃうから、力を入れて踏ん張れないんだね。

あや(友人)

部屋の隅っことかカーテンの陰とか、うんちをする場所やポーズが決まっている子もいるしね。自分なりの流儀があるのに突然「はい、トイレに座ってどうぞ」って言われても、どうしていいかわからないんじゃないかな?

もちろん、この他にも「え?そんなことが?」と思うような意外な要因がまだまだあるかもしれません。

子供は「イヤイヤ」の理由をなかなか言葉で説明してくれないものですが、嫌がるには嫌がるなりの理由があるんです。

おしっこができるんだから、うんちだってトイレでできるはず!と決めつけず、 まずはオムツやパンツにうんちをしたがるお子さんの気持ちに寄り添って、対策を講じていきましょう。

スポンサーリンク

トイレうんち対策法【グッズ編】

トイレうんちイヤイヤ要因には、トイトレグッズの活用などちょっとした工夫で簡単に取り除けたり軽減できるものがあります。

もちろん、そう簡単に取り除けない要因だってたくさんありますし、また対策を講じても、必ずしもすぐに効果が表れるとは限らないのですが・・・

大切なのは『うんちの壁』を少しでも低くして、子供のやる気スイッチを入りやすくすること。まずはできるところから手をつけて、うんちをしやすい環境を整えてあげましょう。

あや(友人)

一度「トイレうんちはイヤ!」という印象を持ってしまうと、そのイメージを引きずって『うんちの壁』状態は長引きやすいの。これからトイトレを始めるなら、予防策として取り入れてみるのもいいと思うよ。

うんちトイトレにはおまるが◎

トイレはNGでも、おまるにならうんちができた!というお子さんは結構多いもの。おまるだと床にペッタリと足がついて力みやすい上にお水がピチャッもないですし、個室にひとりきりという不安も解消されますものね。

ですから、トイレの前にワンクッション、まずはオムツやパンツにではなく、おまるにうんちをポトンと落とすという体験をしてもらうのも効果的です。

大きさや形状、多機能型など様々なタイプがあるので、お子さんの成長段階やご家庭での使い方に合うおまるが見つかるのではないでしょうか?

例えばこちらは、小さめサイズ&悪目立ちしないデザインなので置く場所を選ばす、しかもお手入れしやすいと使い勝手◎のおまる。

また、こちらは補助便座としても使用できるタイプ。これならおまる→トイレへの移行もスムーズですし、コスパ的にも優等生です。

さとみ

おまるはトイレと違って後始末にひと手間かかるから、ママ視点での使いやすさもしっかりチェックしたいよね。

踏み台設置で「うんちしやすい」トイレに

おまるを使わず、何とかトイレだけでトイトレを完了させたいというママには、お子さんが安定して座れるよう踏み台の設置がおすすめです。

足場ができることで、うんちの時に踏ん張りやすくなるのはもちろんですが、踏み台があるとママの手を借りずに便座に座ることもできますので、おしっこの時の自立度もぐんとアップ。大人がトイレを使う時にも邪魔にならず、出しっぱなしOKの形状のものが多いのも嬉しいポイントです。

あや(友人)

この踏み台は、トイトレが終わった後も通常の踏み台として使うことができるの。子供用品は使用期間が短いものが多いから、使い回しできるのは有り難いわよね。

トイレットペーパーで水はね防止!

「おしりにピチャッ」が嫌いなお子さんには、トイレットペーパーを使って対策しましょう。

やり方は簡単。先に5㎝ほどの長さに切ったトイレットペーパーを便器の水たまりの中に入れておく。これだけです!

残念ながら、水はね防止率100%!!とはいかないのですが、これだけでかなり水が跳ねにくくなるのは多くの人が実証済み。

さとみ

とにかく簡単で負担感ゼロなのは嬉しいよね。 子供がトイレうんちに慣れるまで、おまじない感覚でやるといいかも。

スポンサーリンク

トイレうんち対策法【ママのサポート編】

グッズの活用でトイレうんちへの苦手意識を克服してくれれば万々歳ですが、そう簡単に崩れないのが『うんちの壁』。特にトイレうんち嫌いが長期化している場合には、『うんちの壁』もかなり強固になっているはず。

足場を作ろうがトイレットペーパーを敷こうが、もはやうんちの時にはトイレに入ってくれない・・・というお子さんも多いことでしょう。

そんなお子さんには、「トイレでうんちをしてみてもいいかな?」という気分が高まるまで、ママも少し気長なサポート態勢で臨みましょう。

「うんちだけ」はママと一緒で不安撃退

嫌がる理由は様々でも、『うんちの壁』に阻まれる子供達に共通しているのは、トイレでうんちをすることに何らかの不安感や恐怖感を抱えていること。この不安の解消・克服なくして『うんちの壁』は超えられません。

不安の解消は一筋縄ではいかないものですが、子供にとって安心の源はやっぱりママです。おしっこが一人でできているお子さんでも、うんちの時はママも一緒にトイレに入り、最後までお付き合いしてあげましょう。

ママが一緒にいて声をかけてくれたり、手を握ってくれていれば、それだけでトイレうんちのハードルがグッと下がります

もちろん、無理強いは禁物。「トイレでうんちができると、おしりがきれいなままで気持ちいいよ?ママも一緒にいるからちょっと行ってみようか?」などと誘ってみで、お子さんがその気になったら試してみて下さいね。

あや(友人)

最初のうちはいつも通りオムツなどに履き替えた状態で力んでもらって、うんちが出てきたかな?というタイミングでトイレに誘ってみるといいよ。

もともとトイレうんちに抵抗のある子供は、トイレに行ったところで、すんなりうんちを出すことができません。延々とトイレにこもった挙句「うんちがひっこんじゃった!」ということも。これでは親子共々ストレスが溜まりまくりですよね。

ですから、ほぼほぼオムツでうんちをして、「最後のポトンだけトイレ」を目指すくらいでOK。

ポトンだけでも子供は「トイレでうんちができた」と自信がつきますし、「できた!」という自信がトイレうんちへのハードルをさらにググッと低くしてくれますよ。

トイレうんちのカギは便秘対策にあり!?

子供がトイレでのうんちを嫌がるのは、実はトイレが原因ではなく、うんちをすること自体が大きな障壁となっている場合があります。

あや(友人)

うちの子もそうだったんだけど、トイレうんちを嫌う子には、便秘の子が多いように思うわ。

お通じが毎日ない子は、いざ排便となると数日分のうんちをまとめて出さなければなりません。それだけで大変な労力がかかりますし、おまけに硬いうんちを出すわけですから痛みも伴います

そんな苦行に臨むとなれば、慣れ親しんだ自分のやり方・環境に固執するのも当然。

つまり、トイレが問題なのではなく、うんちをすること自体に大きな抵抗があるから「トイレでうんちができない」ということもあるのです。

便秘解消も一朝一夕には成しえませんが、食事の摂りかたなど、少しずつ体質改善ができるよう日頃から工夫していくことで、トイレうんちへの抵抗も軽減されていくかもしれません。

あや(友人)

うちの子は偏食故の便秘だったから、食事の改善は難しかったけど、それでもヨーグルトを食べるようにしたり、お腹のマッサージをしたり、水分をしっかり摂るように意識して、少しずつうんちが出やすくなるようにしていったよ。

さとみ

放っておくと便秘は長引くっていうからね。うんちが出にくいようなら、かかりつけの小児科などに相談してみるといいね。

便秘は水分の不足からも引き起こされます。子供の体が必要とする水分摂取量は意外と多いことを知っていましたか?便秘予防・脱水予防に、水分補給の適切な量やタイミングなどをしっかり押さえておいて下さいね。

スポンサーリンク

うんちトイトレ何をやってもダメな時は・・・

グッズでトイレ環境を整え、ママのサポート態勢も万全。打てる手は全部打ったけれど、それでもやっぱり「トイレでうんちはしない!」という初志貫徹(?)な子供はいるものです。そんな子供達にママがやるべきことはただ一つ。

子供のやる気スイッチが入るまで、焦らずどっしり構えて待つことです。

あや(友人)

大丈夫!時間がかかっても、いずれはちゃんとみんな「トイレでうんち」ができるようになるから安心して。

「うんちだけ」オムツが長らく定着化してしまった子供達も、成長とともに自然と自分でトイレに行くようになるものです。トイレうんちができるようになったタイミングとしては、

  • 幼稚園や保育園に通うようになり、まわりのお友達がトイレでうんちをしているのを見て自分もできるようになった
  • 小学校の入学や、宿泊イベントを機に

というものが多いようです。

「うんちはオムツにしていいよ」とママがトイレうんちを諦めて開き直ったら、自分からトイレに行くようになった!なんて笑い話みたいなことも実際にあるんですよ。

もともと、おしっこはトイレでできていた子供達ですから、やる気スイッチさえ入れば、『うんちの壁』などやすやすと越えられるのかもしれません。

トイレトレーニングはママが必死になり過ぎると、かえって子供の気持ちは遠のいてしまい逆効果に。特にうんちの場合は、トイレでのうんちの拒否感から「うんちをしたくない」という意識が働き、便秘になってしまうこともあるので注意して下さいね。

さとみ

「トイトレを早く完了させたい!」とママはついつい焦っちゃうけど、トイレでもオムツでも、とにかく健康なうんちが出ていることが一番だね!

スポンサーリンク

まとめ

  • トイレでうんちができない子供には、トイレうんちを嫌う要因にアプローチして対策すべし。
  • 「うんちの出し方がわからない」「一人でトイレにこもるのが不安」など、トイレうんちを嫌う要因は子供によって様々。
  • 便秘など「うんちをすること」自体に抵抗があることで、トイレうんちができなくなっていることも。
  • 対策が実を結ばず、うんちトイトレが進まなくても焦らないことが肝心。時間がかかっても、いつかは必ずトイレでうんちをするようになる!

焦らないこと、イライラしないこと。結局のところトイレトレーニングの、いえ育児の極意はこれに尽きるのかもしれませんね。

わかっちゃいるけど・・・とボヤきつつ、この極意を胸に子供達のナゾ行動に驚かされる毎日を楽しみましょう!