ベビーカーの「A型」「B型」って一体ナニ?どこがどう違うの?結局どっちがいいの!?生まれてくる赤ちゃんのためにベビーカーを選びたいのに、種類がいっぱいで何が何だかわからない!
そんなプレママさん達のために、今回は「A型」「B型」そして「AB型」まで、ベビーカーの違いをスッキリ整理!それぞれの特徴をわかりやすく解説します。ぜひベビーカーの選び方の参考にしてください。
ベビーカーのA型・B型の違いは?
ベビーカーの購入を具体的に検討し始めると、まず耳や目に飛び込んでくるのが「A型ベビーカー」「B型ベビーカー」という言葉ですよね。
そうそう、でも妊婦になる前はベビーカーの種類なんて考えたこともなかったから、何のことかわからなくて。
実は、A型ベビーカーとB型ベビーカーの違いは、使用できる赤ちゃんの月齢なんです。
なるほど。じゃあ、早くからベビーカーを使いたい場合はA型を選べばいいのね!
そういうこと。A型とB型では対象月齢が違うから、ベビーカーを選ぶ時は「いつからベビーカーを使うのか?」をしっかり想定しておく必要があるのよ。
でも、生まれてすぐにベビーカーを使うかもしれないし、使わなくても大丈夫かも・・・?と、赤ちゃんが生まれた後の生活スタイルはまだ上手く想像できませんよね。そのため、使い始めの時期だけでは決めきれない、という方もいらっしゃるでしょう。
ベビーカーは赤ちゃんグッズの中でも大きな買い物のひとつ。満足のいくベビーカーを手に入れるため、「A型」「B型」それぞれのメリット・デメリットなどをしっかりと確認して理解していきましょう!
A型ベビーカーのメリット・デメリット
生まれて間もない赤ちゃんを乗せて移動することができる「A型ベビーカー」。赤ちゃんとのお散歩はもちろん、一人で健診や買い物などに対応しなければならないワンオペママの心強い味方ともなります。
そんなA型ベビーカーのメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。
A型ベビーカーのメリット【安心・安全な機能】
生後1ヶ月から使うことができるA型ベビーカー。そのため、何と言っても安全性と快適性に優れているというのが、A型ベビーカーの最大の特徴です。
- リクライニング150°以上(生後4ヶ月~使用のタイプは130°以上)
- 振動吸収に優れている
- 対面式が多い
ほぼフラットになるリクライニング、広くクッション性に優れたシートなど、まだ首の据わる前の赤ちゃんが乗っても、体に負担のかからないような安心の機能がいろいろと備わっています。
対面式だと、ベビーカーを押しながらでも赤ちゃんの様子がわかって、ママも安心ね。
他にも、しっかりした日よけがついていたり、荷物カゴが大きかったり、三輪タイプがあったりと、いろいろな機能を検討できるのは断然A型なのよ。
A型ベビーカーのデメリット【扱いづらい】
メリットがあれば、もちろん半面でデメリットもあるのは仕方のないところ。
- ベビーカーそのものが大きくて重い
- 価格が高め
A型は多くの機能を備えている分、どうしても大振りになってしまいますし、重量も平均して6kg程度と重め。また、価格も有名どころのメーカーのものであれば6万円前後となかなかのお値段です。
やっぱりベビーカーは高いのねぇ。生まれたばかりの赤ちゃんを乗せるものだから、妥協せずにしっかりとしたものを選びたいけれど・・・
そうだね。でも商品によっては10万円を超えるようなものもあるし、絶対に欲しい機能を絞って、大体の予算を決めてから選ぶといいんじゃないかな。
赤ちゃんが生まれるとなると、準備しなければならないものはベビーカーだけではありません。我が子のために良いものを!とついついお財布が緩んでしまいがちですが、予算組みはとっても大事。
いざ赤ちゃんが生まれた後は、継続的に育児費用がかかってきます。そちらも今から予習しておくと、後から慌てなくて済みますよ。
B型ベビーカーのメリット・デメリット
生後7ヶ月~、お座りのできるようになった赤ちゃんの移動手段として使われるのが「B型ベビーカー」。いわゆる「バギー」もこのB型に含まれます。
少し大きくなった赤ちゃんに選ぶ理由は何なのか?B型ベビーカーのメリット・デメリットを深堀していきましょう。
B型ベビーカーのメリット【扱いやすく低価格】
そんなB型ベビーカーの特徴は主に以下のふたつ。
- 軽くてコンパクト
- 低価格
生後7ヶ月ともなると赤ちゃんの体もある程度しっかりしてきています。
そのため、B型ベビーカーにはA型ベビーカーのようなプラスαの機能はほとんどありません。シンプルな設計になっている分、B型はA型に比べてとにかく軽くて扱いやすいんです!
設計もシンプルならば、価格も高すぎないのが嬉しいメリット。コンビやピジョンなどの有名メーカーのものでも、2万円代から選ぶことができます。
B型ベビーカーのデメリット【機能性が劣る】
ただし、軽さの反面で、乗り心地の快適さはA型に及ばないのがB型のデメリット。
- A型に比べ乗り心地が劣る
- リクライニングの角度が浅い、または付いていない
- 日よけやカゴなどプラスαの機能がないことも
ベビーカーでお散歩中に赤ちゃんが寝てしまったら、リクライニングが付いていないので不自然な姿勢で寝せることになってしまったり。カゴがないタイプだと大荷物の時に大変だったり。
シンプルな設計ならではのデメリットがあることも頭に入れておきましょう。
B型ベビーカー購入のタイミングは?
B型ベビーカーは少し大きくなってきた赤ちゃんが対象のため、出産準備の段階で購入する方は滅多にいません。そのため、B型ベビーカーの購入パターンは、主にこの2つ。
- 赤ちゃんがお座りができるようになるまでは抱っこ紐などでお出かけ→少し遅れてベビーカーデビュー
- A型ベビーカーから乗り換え、セカンドカーとして使う
既にA型ベビーカーを持っているのに、なぜB型ベビーカーに買い替えるのか?と言えば、B型ベビーカーにはA型ベビーカーのデメリットを見事に払拭する特徴があるためです。
バスや電車に乗り込む時や、車へ積み込む際の上げ下ろしなど、ベビーカーをよく使う頻度が高いママほど、A型ベビーカーの重みが徐々に堪えてくるもの。
1歳を過ぎる頃には歩き始めるようになりますが、でもまだ長距離をスタスタ歩けるわけではない。つまり、まだまだベビーカーは手放せない・・・。
そうなると、軽くて扱いやすいベビーカーはやっぱり魅力的に思えてくるため、赤ちゃんの成長を見て買い替えるパパママが多いんです。
うーん、赤ちゃんの乗り心地は重視したいけど、確かに、長く使うものだからこそ扱いやすさは大事よね。価格も安いし、7ヶ月まで抱っこ紐で頑張って、その後にB型デビューもありかなぁ?
A型もB型もどっちのメリットも捨てがたくて決めかねるなら、「AB型」の検討がおすすめだよ。
AB型なんていうのもあるの?ベビーカー、種類多すぎ・・・
一台で両方を兼用⁉AB型ベビーカー
画像引用 cybex メリオカーボン
機能充実のA型とお手軽なB型、双方のいいところをほどよく取り入れた、何ともおいしいベビーカー、それが「AB型ベビーカー」です。
- 生後1ヶ月から使える
- A型に比べて軽い
- B型よりも多機能
このように、まさにA型とB型のいいとこ取り。
首が据わる前の赤ちゃんが使える仕様なので、もちろんリクライニングもバッチリですし、両対面式のものも多いなど、B型よりも多機能。にもかかわらず、重量が4~5kgとA型(平均重量6kg~)よりも軽く、ママへの優しさも兼ね備えているベビーカーのこと。
ちなみに、「AB型ベビーカー」という言葉はよく使われているけれど、実は正式な分類ではないのよ。
なるほど。でもA型とB型のメリットを合わせ持っているから「AB型」の方がイメージしやすいわね(笑)
いいとこ取りとはいえ、もちろん快適さや機能の充実具合ではA型には及びませんし、軽さや価格の安さもB型にはかないません。ですが、月齢の浅いうちからベビーカーを使いたいけれど、
というママ達に絶大の人気を誇るのが、このAB型なのです。
AB型ベビーカーのラインナップは、A型よりのかなり多機能のものから、B型よりのシンプルで低価格のものまで幅広いので、既に「A型購入予定」「B型を買う!」と決めている方も、チェックしてみて損はないですよ。
ベビーカーは使い始めの時期や予算だけでなく、どんな場所でどんな風に使うかなど、ライフスタイルによっても重視する機能が違うよね。ベビーカーの選び方の細かいポイントについては、次の記事で解説するから是非参考にしてみてね。
まとめ
- A型ベビーカーとB型ベビーカーは、使用できる赤ちゃんの月齢が違う。
- 首すわり前から使用できるA型ベビーカーは、安全性と快適性に優れているが、大ぶりで重く価格も高め。
- 生後7ヶ月から使用のB型ベビーカーは、機能がシンプルである分、軽量で持ち運びしやすく、価格も安い。
- A型ベビーカーとB型ベビーカーのメリットを併せ持つ通称「AB型」とベビーカーは、生後1ヶ月から利用でき、A型よりも軽くコンパクト。ベビーカーの買い替えをせず1台で済ませたいママに人気。
赤ちゃんグッズを選ぶのは、嬉しくもあり、難しくもあり。「アレいらなかった〜」なんて失敗談は、ママなら誰しも1つや2つ持っているものですが、できれば“オオモノ”では避けたいですよね(笑)
この記事が、ベビーカー選びの一助となることを願って。