甘くて、食べると幸せを感じてしまうほどおいしいチョコレート。しかし、子供にはあまり食べさせない方がいいという言葉をよく耳にしますよね。
では、子供にはいつからチョコを与えてもいいのでしょうか。チョコが及ぼす影響や食べさせる時の注意点などを知り、お子さんに最適なチョコデビュー時期を見極めてみましょう。
1歳半前の子供にチョコレートはNG!
離乳食なら、「この食材はいつからOK」という明確な決まりがあるため、初めて子育てをするママたちにはとてもありがたい情報となりますよね。
では、“お菓子”であるチョコレートはどうでしょう。具体的に、子供に与えてもいい時期というのは決まっているのでしょうか?
実は、チョコレートを子供に与えてもいい時期というのは、明確には決まっていないんです。
最近はチョコレートについての研究が進み、チョコを食べることによって血圧を下げたりダイエット効果があったりと、健康上の利点があることが分かってきましたよね。
しかし、これはあくまで研究対象が大人の話。チョコレートの効能などを、赤ちゃんや小さい子供に対して行った実験はないため、科学的には証明できないのです。
決まりがないとなれば、チョコを子供に与え始める時期は親の判断に委ねられてしまいますね。実際に、先輩ママに子供のチョコ解禁日を聞いてみると、それぞれの考え方によって答えが異なりました。
- 幼稚園に入ったあと、4歳くらいからチョコデビュー。
- 二人目以降は、1歳くらいから。上の子が食べてるのを見ていると、どうしても早くからのデビューになってしまった。
- 健康上には問題なさそうだし、少しだけなら…と1歳半過ぎからあげていた。
- 小学校に上がるまであげるつもりはない。
- 本当はまだまだあげる気はなかったけど、周りのママ友たちにつられて2歳過ぎから解禁。
このように、育児方針などによって解禁日が異なるチョコレート。しかし、パパママの判断でいいということならば、0歳から食べてもいいということになるのでは…?
いえいえ。確かに、最終的には親御さんの判断となりますが、チョコを与えてもいい時期のボーダーラインというものがあるんです。それは、最低1歳半以降。それ以前にチョコレートを与えてしまうのはなるべく避けた方がいいですね。
最低1歳半以降からがいいとされているのは、チョコに含まれる成分などによって、年齢の低すぎる子供に与えるとデメリットが生じてしまうからです。このデメリットが、「子供にチョコは良くない」とされている理由でもあります。
では、チョコによってもたらされるデメリットとは何でしょうか。次で詳しく見ていきましょう。
どうしてダメなの?チョコが子供に与える影響7つ
チョコレートによるデメリットは様々で、心身ともに影響が出てしまうことがあります。そのデメリットは、主に以下の7つ。
- カロリーが高いので、肥満になる恐れがある。
- 歯に残りやすいチョコレートは、虫歯になりやすい。
- 過剰摂取してしまうと、味の濃いものを好むようになる。
- カカオに含まれる成分が原因でお腹を壊しやすい。
- カフェインが作用し、成長・発達に悪影響が出る。
- チョコレートがやめられなくなる。
- アレルギーを発症する恐れがある。
チョコレートを食べると、必ずこのような症状が出るわけではありません。しかし、まだ体の機能が未熟な子供には、少量のチョコレートでも悪影響となることがあるので注意しましょう。
肥満のリスクが高くなる
チョコレートの原料と言えば、カカオですよね。しかし、カカオは元々苦味が強い食品。そのカカオを甘いチョコレートに仕上げるには、大量の砂糖や乳製品が使用されます。
では、実際にチョコレートにはどの程度砂糖が含まれているのかご存知ですか?
実は、ひとつのチョコレート製品のおよそ半分は砂糖でできているんです。「チョコは糖分が高い」ということは知っていても、ここまで砂糖が使用されているとは思わなかったという方が多いのではないかと思います。
五訂増補日本食品標準成分表(本表)によると、ミルクチョコレート100gあたりの炭水化物(糖質)量は51.5gとなっています。
引用 Yahoo!知恵袋
さらに、カカオには脂質も多く含まれています。糖分と脂質が多ければ、カロリー量もかなりのもの。
カロリーが高い食品を摂り過ぎれば、肥満の原因になったり、糖尿病などの生活習慣病に陥りやすくなったりと、健康上に悪い影響ばかり。我が子がかわいいからとついついチョコを与え過ぎてしまうと、その大切な我が子の体を蝕むことにもなってしまうのです。
虫歯になりやすい
よく「チョコを食べると虫歯になりやすい」と言いますよね。もちろん虫歯の原因はチョコレートだけではありませんが、厄介なのはチョコレートは歯にくっつきやすい食べ物だということ。
虫歯は、歯に食べ物が長時間くっついたままの時にできやすくなります。つまり、歯にくっつきやすいチョコレートは、結果的に虫歯のリスクを高めてしまうのですね。
さらに、溝が細かく汚れが溜まりやすい乳歯は、永久歯よりも虫歯になりやすいのがネック。しかも、乳歯は歯の質も弱いため、一度虫歯になってしまうとどんどん進行してしまいます。
「乳歯はいつか生え変わるから大丈夫」と考える方が多いかと思いますが、実はそれは間違い。乳歯期に虫歯があると、口内に虫歯菌が繁殖してしまうため、永久歯に生え変わっても虫歯ができやすくなってしまいますよ。
味覚音痴になる可能性がある
たくさんの砂糖を使用するチョコレートは、その分甘みも強烈に感じます。その強い甘みは子供にとっては刺激が強すぎるため、食べ過ぎてしまうと味覚の形成が正常に進まなくなってしまう恐れがあるのです。
人間の味覚は、3歳までにほぼ完成すると言われていますが、どのような味覚に育つかは、小さい頃にどんな食生活で過ごしてきたかがとても重要。
味覚が形成し終わっていないうちに濃い味や刺激が強い味などに慣れてしまうと、大きくなっても味付けが濃くないと満足できない味覚に育ってしまうのです。
濃い味を好んでしまうと、生活習慣病になるリスクも高まります。それを避けるためには、小さい頃はなるべく素朴な味に親しめるようにしたいですね。
しかし、チョコレートは嘘でも素朴な味とは言えません。そのため、乳幼児期のチョコレートはなるべく控えた方がいいとされているのです。
胃腸に負担をかける
チョコレートを食べ過ぎると、お腹を壊してしまうことがあるのは知っていますか?これは原料であるカカオが原因。カカオには様々な栄養素が含まれていますが、中でも脂質と食物繊維がお腹に悪い影響を与えてしまっているのです。
実は脂質は一番消化しにくい栄養素。消化に時間がかかることで胃腸に負担をかけてしまい、その結果腹痛などへと繋がってしまいます。さらに、脂質は腸の動きを活発にする働きもあるのですが、残念ながらこれもひとつの原因となり得ます。
腸が活発になれば便通は良くなりそうに思えますが、必要以上に活発になってしまえば、食べ物の水分を吸収するという腸の役目を十分に果たせません。その結果、水分が多く残ったまま便となって排出されてしまうため、下痢が引き起こされてしまうのです。
また、体にいいイメージのある食物繊維も、過剰に摂取してしまえばやはり逆効果。お腹を壊して腹痛や下痢を引き起こしたり、かえって便秘になったりすることもあります。
子供は胃腸の働きが未熟なため、すぐにお腹を壊してしまう可能性があるので注意が必要ですね。
興奮して寝つきが悪くなる
摂取すると、眠気がなくなるなどの作用があるカフェイン。カフェインと言われると、コーヒーや紅茶など大人が飲むようなものを思い浮かべますが、実はチョコレートにもカフェインは含まれているのです。
チョコに含まれるカフェインは、コーヒーなどに比べれば少ない量ではあります。しかし、やはり子供の小さい体にカフェインが入ってしまうのはできるだけ避けたいもの。
なぜなら、子供は消化機能が未熟なので、大人よりも長く体内にカフェインが残ってしまいます。すると影響が顕著にあらわれてしまい、様々な悪影響を及ぼす可能性があるのです。
例えば、夜に眠れなくなって生活リズムが崩れてしまったり、興奮して落ち着きがなくなってしまったり。さらには、カフェインは知性や理性をつかさどる前頭前野という脳の一部にも影響を与えてしまうため、脳の発育を邪魔してしまうことも考えられます。
体も心も健やかに発育してほしい子供にとって、カフェインはまったく必要のないものです。感受性豊かに育っていくために、年齢が小さい頃はなるべくカフェインを摂らない生活を心がけたいですね。
依存症になる可能性がある
チョコレートを食べると、リラックスしたり疲れが和らいだりしますよね。これは、チョコレートを食べることで、幸福感を感じる物質が分泌されるためです。
しかし、チョコレートの過剰摂取を続けていると、チョコレートがないとイライラし、それを抑えるためにまたチョコレートを食べる…という悪循環に陥ってしまうことがあります。いわゆるチョコレート中毒ですね。
中毒にかかってしまうと、チョコレートの過剰摂取によって、生活習慣病や虫歯などのリスクも高まります。さらに、チョコレートでお腹いっぱいになってしまえば、健康な食生活とはかけ離れてしまう心配もありますよね。
甘くて味の濃いチョコレートは、麻薬並みの依存性があります。そのため、一度かかってしまうとなかなか抜け出すことはできません。
特に子供は言うことを聞いてくれなかったり、理性で抑えることができなかったりと、食べたい欲求がどんどん膨らんでしまいますよね。そうなると中毒にかかりやすくなってしまうため、あまり早いうちからチョコレートの虜にさせてしまうのは避けましょう。
アレルギーに要注意
アレルギーと言えば、小麦や乳製品などを思い浮かべますよね。しかし、アレルギーは体質によって引き起こされるものが異なるため、すべての食品が食物アレルギーの原因となる可能性があるのです。
もちろんチョコレートアレルギーというのもあって、実際に発症した方もいらっしゃいます。
また、チョコレートに含まれる原材料の中には、アレルギーの代表格である「特定原材料」に指定されているものも多くあります。例えば、ミルクチョコレートには乳製品が使われていますし、ピーナッツやアーモンド入りのチョコもありますよね。
チョコレートが原因でアレルギーを発症してしまった場合、じんましんや下痢、嘔吐、腹痛などの症状が現れます。しかし、子供はまだ体が未成熟なため、アレルギーを疑っても詳しく検査できないこともあるのです。
検査ができなければ、何が原因で発症してしまったのか分からず、パパママにとっては不安が残るだけ。そのような万が一のことを考えれば、あくまで“おやつ”でしかないチョコレートは、わざわざ小さい子供に食べさせる必要はないのです。
ですから、チョコデビュー時期は焦らずゆっくりと見極めるのがおすすめですよ。もしもアレルギー症状としてじんましんが出てしまった時は、こちらの記事も参考にどうぞ。私の娘が実際にじんましんを発症した時に、看護師さんに聞いたことなどをまとめています。
子供のチョコデビューは3歳以降が◎
チョコレートによるデメリットを考えると、あまりに早い時期に与えてしまうのは危険であることが分かりましたね。健康面の問題だけでなく、成長・発達にも影響が出てしまうのはかなり恐ろしさを感じてしまいます。
最初に「チョコデビューは1歳半以降がいい」ということだったけれど、こんなに怖いデメリットがあるなら1歳の子にはまだ早い気もするよね…
そうですね。確かに1歳半以降からならチョコデビューをしても大丈夫だと述べました。しかし、それはあくまで最低基準値の話。
チョコによるデメリットを考えれば、3歳以降に与え始めるのが望ましいでしょう。
やはり、1歳でのチョコデビューはまだ時期尚早なのですね。では、なぜチョコデビューの時期は3歳以降がよいとされるのでしょうか?
これは、チョコレートによるデメリットのひとつでもある、味覚の形成に支障が出てしまうことが理由。
子供がどのような味を好むようになるかは、味覚の形成が完了する3歳までの食生活が影響します。そのため、3歳まではチョコレートのような味の濃いものはなるべく避けるよう推奨されているのです。
また3歳と言えば、魔の時期・イヤイヤ期がようやく終わるころ…。それまで何もかも嫌で泣き叫んでいた子でも、徐々に歯磨きも上手にできるようになってきますし、パパママの言うことも少しずつ聞いてくれるようにもなります。
虫歯やチョコレートの過剰摂取を避けるためには、何でも素直に聞いてくれるのが一番。
チョコが大好き!チョコが食べたい!でも歯磨きなんて絶対いや!
…と、全力で泣き叫びながら反抗されては、パパママのイライラや疲れがどんどん溜まってしまいますよね。そのため、お子さんのチョコデビューに最適な時期をしっかりと見極めることは、パパママの負担を余計に増やさないことでもあるのです。
育児は想像以上に大変で、どうしてもストレスが溜まってしまいます。そんな時は、育児漫画で爆笑してみるのがおすすめ!笑うことで、不思議と元気が湧いてきますよ。
食べ過ぎはNG!子供に適したチョコの量は?
ただし、いくらデビュー時期を遅くしても、解禁してから好きなだけ与えてしまうようでは元も子もありません。
チョコレートによって生じるすべてのデメリットは、決してチョコレート自体が問題なのではなく、食べ過ぎてしまうことが一番の原因です。そのため、チョコレートは解禁日が早くても遅くても、その時期にあった適正量を守る必要があります。
その肝心な適正量ですが、年齢によって以下のように変動します。今回は、板チョコ一枚をおやつとして与える場合で考えてみました。
1/3や半分も食べられれば結構な量に思えますよね。しかし、ここで考えていただきたいのは、おやつの意味についてです。
大人にとってのおやつはただの間食となるため、生活の中でそれほど重要なものではありません。しかし、子供にとってのおやつは、大人とは正反対。
体が日々成長し、運動量も多い子供はたくさんの栄養を必要とします。しかし、子供の胃はまだ小さいため、1回の食事ではたくさんの量を食べられずにすぐにお腹を空かせてしまいますよね。そこで、おやつで栄養を補うことで、1日の摂取目安量を満たすことができるのです。
いわば、子供のおやつは食事と同じ。そこで、噛む量が少なく満腹感が得られにくいのに、カロリーだけはかなり高めなチョコレートをおやつにしてしまうとどうでしょう?お腹が満たされない子供は、もっと欲しいとさらにせがんできてしまいます。
それでは肝心な食事をきちんと食べられなくなりますよね。なのでチョコレートはひとかけらに留め、おにぎりや果物などきちんと栄養になるようなものをおやつとして与えるのがおすすめですよ。
チョコを安全に楽しむコツ三か条!
子供のチョコレート問題は確かに様々な心配がありますが、注意すべきところを抑えれば安全にチョコレートを楽しむことができます。
その注意点とは、与え始める年齢や量のことだけではありません。とは言っても、特に難しいことをするわけではなく、食前・食後のちょっとした注意が鍵となります。
お子さんのチョコレートデビューが楽しい思い出となるよう、ぜひ以下の3点を意識してみてくださいね。
虫歯予防は徹底的に!
チョコレートを子供に与えるのをためらってしまうのは、「虫歯の原因になること」が一番の理由なのではないでしょうか?
確かに、歯医者さんでの治療は大人でも嫌ですよね。それが子供なら尚のことですし、怖がって泣き叫ぶお子さんを抑えて治療させるのもとても胸が痛みます。
そうならないようにするためには、徹底的な虫歯予防が大切。仕上げ磨きをしっかり行い、磨き残しがないようにしましょう。
ただ、イヤイヤ期などで仕上げ磨きを嫌がるお子さんもいるかと思います。しかし、そのままにしていては必ずいつかは虫歯ができてしまうので、1日に1回は抑えてでもきちんと磨くようにしてください。
本当は、食後にきちんと歯磨きをするのが一番。しかし、出先などではそうもいきませんよね。その場合は、チョコレートを食べた後に水かお茶を飲むようにするだけでも効果的ですよ。飲んだお茶で歯に付いたチョコが流されるため、虫歯菌の栄養源になるのを防ぐことができるのです。
さらに、口内にチョコを残さない有効手段として、チョコを食べた後は舌で歯を舐めとるという方法もあります。
食べ物は、歯と歯の隙間に入ってしまえば上手く磨くことができません。その結果、しっかり仕上げ磨きをしたとしても虫歯になってしまうことがあるのですが、隙間に入ってしまう前に舐め取ってしまえば虫歯の原因を作らずに済みます。
小学1年生の私の息子は、2歳のころから毎日おやつにチョコを食べているチョコ星人…。でも、食後は必ずお茶を飲ませたり、歯を舐め取るように言い聞かせたりしているおかげか、いまだに虫歯は1本もないよ!
洋酒が入っていないかチェック
数あるチョコレート製品の中には、ワインやブランデーなどの洋酒が入ったものもあります。洋酒入りのチョコレートを子供が食べても法律違反にはならないようですが、アルコールが体内に入ってしまうのは事実。
子供が間違えて食べてしまわないよう、購入時はきちんと成分表を確認したり、大人用に購入した場合は子供の手が届かないところにおいておくなどの注意が必要です。
酒類については、酒税法で、基本的にアルコール分が1度以上の飲料、と定められています。そのため、ウイスキーボンボンはチョコレートで、飲料ではありませんから酒類にはならず、そのため、そういったお菓子を未成年が食べても、法律違反にはならないのです。これは、ブランデーケーキとか、ワインゼリーなどでも同じです。ただし、いくら法律違反じゃなくても、ウイスキーボンボンの中にはウイスキーが入っていますから、それを食べればウイスキーを飲んだ時と同じように、顔が赤くなったり、ボーっとすることも考えられます。ですからお子様にはお勧めできませんし、周りの方は、お子様が間違えて食べてしまうことのないように、気をつけてあげてください。
含まれている量は微量であっても、子供にとってはかなりの毒となるアルコール。もしも間違えて摂取してしまったら、水や牛乳などの水分をたくさん飲ませるようにしてください。水分を摂ることで胃の中のアルコールを薄めることができます。
ただし、大量にアルコールを摂取してしまうと、水分を摂らせても顔が赤くなったり足元がふらついたりすることがあります。そのような場合は急性アルコール中毒の恐れがあるので、すぐに医療機関を受診し、医師に相談するようにしてくださいね。
家族間で解禁日について話し合う
お子さんのチョコ解禁日について、ママは一生懸命考えて答えを出しているかと思います。しかし、残念ながらそれが全部水の泡となってしまうこともあるのです。
先輩ママにお子さんのチョコ解禁日について聞いてみると、パパやおじいちゃん・おばあちゃんなど他の家族がチョコデビューをさせてしまったという声が多くありました。
中でも多かったのは、おばあちゃん。孫がかわいいが故のことなのは分かりますが、ママにとってはちょっと複雑ですよね。
このように、ママひとりで結論を出してしまうと、そのママの考え方通りにはいかなくなってしまうこともあります。そのため、「この子にまだチョコは与えるつもりはない」と、家族にはっきりとその考えを周知しておく必要がありますね。
ママにとっては、「この食材はまだ早い」という考えが当たり前であっても、おじいちゃん・おばあちゃん世代には当たり前ではないことが多いです。「言わなくても分かるだろう」という考えは厳禁。しっかり家族間で話し合うよう努めてみてくださいね。
まとめ
- チョコデビューの時期は、1歳半以降から考える。望ましいのは3歳以降。
- チョコを食べることによって起こるデメリットは様々だが、すべてチョコの食べ過ぎが原因で起こる。
- チョコを食べる時は、適正量を守るのがポイント。
- 安全で楽しいチョコデビューにするためには、食前や食後などのちょっとした注意が大切。
子供のチョコレート問題は医学的には証明されていないため、最終的には親の判断となってしまいます。しかし、大切な我が子のことなので、少しでもはっきりとした答えが欲しいというのが本音ですよね。
その場合は、チョコレートによるデメリットなどを考慮し、パパとママでしっかりと話し合ったり、周りの先輩ママに話を聞いてみたりしてはいかがでしょうか。
ひとりで悩むよりも簡単に答えが見つかるかもしれませんし、誰かと話し合って決めたことなら安心してチョコデビューさせることができるかもしれません。
また、チョコを食べる時の注意点についてもしっかりと納得することが大切です。チョコをお子さんの人生から遠ざけてしまうのではなく、上手に楽しめるような工夫ができるといいですね。