赤ちゃんのスキンケア!秋冬は正しい保湿ケアで乾燥対策を!

病気・ケガ

ぷるぷるスベスベ。見ているだけでも癒される赤ちゃんのお肌は、実はとっても繊細。スキンケアを怠ればあの美肌を保つことはできません。それどころか時には深刻な肌トラブルを引き起こしてしまうことも・・・

特にの乾燥は、お肌に大きなダメージをもたらします。正しい保湿ケアをマスターして、赤ちゃんのお肌を健やかに保ちましょう。

スポンサーリンク

赤ちゃんの冬スキンケアは保湿に全集中!

真夏の強い日差しの脅威が和らぎ、赤ちゃんのお肌も、日焼けや汗疹、虫刺されなどのトラブルから解放されて一段落・・・と思いきや、にわかに存在感を増してくるのが「乾燥」ですよね。

赤ちゃんのお肌は乾燥ダメージを非常に受けやすいため、しっかりとスキンケアをして守ってあげる必要があります。

乾燥対策のスキンケアと言えば、そう『保湿』です。乾燥を制する者は、冬の肌トラブルを制すと言っても過言ではありません。ですから、冬のスキンケアは保湿に全集中!乾燥ダメージから、しっかり赤ちゃんのお肌を守ってあげしょう。

赤ちゃんの肌は乾燥しやすい

たかひろ(夫)

赤ちゃんの肌ってモチモチぷるぷるで充分潤ってるし、保湿なんて必要なさそうに見えるけどなぁ。

さとみ

そう思っている人が多いけれど、実は赤ちゃんのお肌は大人よりもずっと乾燥しやすいの。ちゃんとスキンケアをしないと、すぐにガサガサになっちゃうわよ!

赤ちゃんのお肌が乾燥しやすいのは、以下のような特徴があるためです。

  • 皮脂量が少ない
  • 皮膚が薄い

赤ちゃんは、生後3ヶ月を過ぎる頃から皮脂の分泌量が減ってしまうため、「赤ちゃん肌」のイメージに反してカサつきやすいのです。

また赤ちゃんの皮膚はとても薄く、ママの1/2ほどしかありません。肌には体内の水分蒸発を防いだり、外からの刺激や雑菌などから体を守るバリア機能がありますが、赤ちゃんは皮膚が薄いために、大人よりもこのバリア機能が弱いのです。

ですから、乾燥した部屋などにいるとどんどん水分を奪われてしまいます。水分が奪われて肌の乾燥が進むとさらにバリア機能が低下し、様々な皮膚トラブルに繋がってしまうことも。

さとみ

赤ちゃん期は、最も肌の乾燥している時期とも言われているの。保湿ケアは絶対に欠かせないのよ!

ちなみに、皮脂量の分泌は思春期の頃までは少ないままなので、保湿ケアはしっかり継続してあげて下さいね。

また著しい乾燥は、皮膚からだけでなく、体内の水分をも奪ってしまいます。喉の渇きを覚えにくい冬場は、実は脱水リスクが高いんですよ。

赤ちゃんは、脱水のリスクも大人に比べて高いので要注意。適切な水分補給で、体の表面(皮膚)も内側もバッチリ乾燥対策を行っていきましょう。

スポンサーリンク

保湿ケアは新生児から始めよう

赤ちゃんの保湿ケアを始める時期は、早ければ早いほど◎。「うちの子は肌がキレイだから大丈夫」なんて油断せずに、是非とも新生児から保湿ケアを始めましょう。

あまり小さいうちからスキンケアをすると、かえって肌が弱くなってしまうのでは?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そんな心配はご無用。スキンケアを行うことで肌が弱くなることはありません

新生児からきちんと保湿ケアを行うことで、アトピー性皮膚炎の発症リスクが減ったという研究成果も報告されているんですよ。

また、小さいうちにしっかりとケアすることで、お肌が健やかさをキープする力をつけ、将来の美肌へと繋がります。

さとみ

私のお友達に(30歳越え)キメが細かくてプルップルの超絶美肌の持ち主がいるの。美肌の秘訣を聞いたら、「赤ちゃんの時に母が頑張ってくれたから」って言ってたよ。

たかひろ(夫)

赤ちゃん期のスキンケアが一生モノの財産になるんだね!よーし、パパは今日から保湿ケアマスターになるぞ!

スポンサーリンク

赤ちゃんの肌を守る!冬の保湿隊3本柱

たかひろ(夫)

よし!我が子の美肌を守るため、保湿マスターいざ、出陣じゃー!!

さとみ

ちょっとパパ、「出陣じゃー!」って具体的に何をしたらいいのかわかってるの?

たかひろ(夫)

え?だから保湿だよ、保湿。保湿剤を塗ればいいんでしょ?

このように、保湿ケア=保湿剤を塗ること、と思っている方も多いのではないでしょうか。しかし、ただ保湿剤を塗るだけでは、充分な効果を上げることはできません

特に、湿度が30%を切る日本の冬の乾燥は脅威です。この脅威に立ち向かうには、3つの柱のタッグで保湿ケアを行うこと。それが赤ちゃんの健やかお肌を守る秘訣です。

①スキンケアの基本は「清潔」

保湿ケアの柱の1つが「清潔」。

乾燥対策に限らず、お肌を清潔な状態にすることは、スキンケアの基本中の基本です。特に赤ちゃんは、大人よりもたくさん汗をかきますし、ほこりや雑菌などで、見た目よりも肌はずっと汚れているもの。肌に汚れが残されたままだと、様々な皮膚トラブルの温床になってしまいます

また、そこへ保湿剤を重ねて塗ることで、さらに皮膚状態を悪化させてしまうことも。すると「赤ちゃんに保湿剤を使うのはよくない!」なんて間違った認識をしてしまうことにもなりかねません。

健やかお肌への道は、清潔から始まります!

②潤いを補充する「保湿」

2つ目の柱は、ズバリ「保湿」です。保湿剤を使って、しっかりとお肌の潤いを補ってあげましょう。

保湿剤を塗るのは、乾燥でカサカサになってしまったお肌だけではありません。見た目には乾燥ダメージを受けていないように見えるお肌にも、日頃から保湿剤を塗ってケアしてあげて下さい。

常に潤った状態を保ってあげることで、肌のバリア機能もアップします。

さとみ

保湿剤の塗り過ぎで肌トラブルを起こすようなことはないから、安心してケアを習慣化してね。

③冬の乾燥脅威に対抗する「加湿」

3つ目の柱は「加湿」。

保湿ケアを支えている柱は「清潔」と「保湿」、基本的にはこの2つなのですが、冬場の乾燥は何と言っても強敵過ぎます。春夏と同様に2つの柱だけで対抗するには負担が高いので、加湿柱に援軍に入ってもらうのが良策です。

ダメージを受けてしまった肌をケアするのではなく、乾燥そのものを緩和しましょう。お肌にダメージを与えないようにすることで、保湿ケアの効果を底上げすることができます。

たかひろ(夫)

肌だけじゃなくて、湿度は健康にも大きく関わるから、冬の加湿対策はマストだね!

さとみ

じゃあ、清潔・保湿・加湿のそれぞれの柱の要チェックポイントについて確認していきましょう!

スポンサーリンク

潤いキープの入浴法でお肌を清潔に

「スキンケアの基本は清潔」ですが、あまり神経質にならなくても大丈夫。特別なことをしなくても、日に1度入浴をすること、その際に洗身・洗顔をきちんとすることで、キレイなお肌は充分保てます。

ですが入浴時には、お肌の汚れとともに、うっかり潤いをも落としてしまいやすいので注意が必要です。保湿のポイントをしっかりと押さえておきましょう。

お湯の温度はぬるめキープ

熱いお湯は、お肌の潤いをごっそり奪ってしまいます。ちょっとぬるめに感じるかもしれませんが、お風呂のお湯は38℃~39℃が適温です。

新生児期の沐浴は、ママもおっかなびっくり。デリケートな赤ちゃんを熱いお湯につけることなど言語道断とばかり、お湯の温度もしっかりチェックしていたことと思います。

ですが、大人と同じ浴槽に入れるようになり、おまけに日を追うごとに元気に動き回るようになると、少しずつ赤ちゃんの丈夫さに慣れてきますよね。すると、特に寒い冬などはついお湯の温度が高めになってはいませんか?

熱いお湯で潤いを奪われてしまうのは、赤ちゃんだけではなく、ママのお肌も一緒。今一度、お風呂の温度を確認して、親子一緒に適温入浴でうるすべ肌を手に入れましょう。

ふわもこ泡でやさしく手洗い

お肌の汚れは、お湯だけでは落とすことができないので、お風呂に入ったら、石鹸やボディソープを使って全身をきちんと洗いましょう。

しかし、ボディタオルなどを使ってのゴシゴシ洗いは厳禁。ゴシゴシ洗ってしまうと、汚れとともに潤いも落としすぎてしまうので、洗身・洗顔は、濃密泡で手洗いが基本です。

濃密泡の目安は、手のひらを逆さまにしても泡が落ちないくらい。このキメ細かい泡で包み込むとように、ママやパパの手でやさしく洗ってあげて下さい。

さとみ

もちろん、お風呂から出て、タオルで体を拭く時もゴシゴシはNGだよ。タオルで水分を吸い取るようにやさしく拭いてあげてね。

 

こちらはなんと、保湿クリームを泡にした!というボディソープ。ポンプを押すだけで、クリーミーな泡が出てきて、赤ちゃんの頭から顔、全身をしっとり洗い上げてくれるんです。

お風呂を嫌がって泣いたり、ママの手を逃れて浴室内を動き回ろうとしたり・・・赤ちゃんとの入浴タイムはさながら戦場のごとし。悠長にふわもこ泡なんて作っていられない!というママも多いはず。

そんなママは、泡タイプのボディソープや泡立てネットなど、時短グッズを上手く活用してみて下さいね。

タイムリミットは5分!

何とか赤ちゃんの頭や体を洗い終え、いざ湯舟へ。冬場などは特にゆっくりとお湯につかって温まり、ほっと一息つきたいところですが、やはり長湯は禁物です。

長くお湯につかっていると赤ちゃんものぼせてしまいますし、お肌の潤いもどんどん失われてしまいます。湯舟につかる時間は5分程度を目安にしましょう。

また、お風呂から出た後は急速に肌の水分が奪われていきます。入浴後の保湿も、お風呂から出て5分以内がベストです。

さとみ

5分ルールはもちろんママも同じ。ママは自分のスキンケアはついつい後回しにしがちだから、お風呂を出てすぐのタイミングで、赤ちゃんと一緒に“とりあえず保湿”を習慣にするのがおすすめだよ。

スポンサーリンク

保湿剤使いを極めよう!

保湿3本柱のセンターを担うのは、やはり保湿剤によるケア。秋冬は多くのママが様々な保湿剤を手に、赤ちゃんのスキンケアに奮闘していることと思いますが、果たしてその保湿剤は効果的に使えていますか?

せっかく頑張って赤ちゃんのお肌のお手入れをしているのに効果上がらず、では切ないですよね。保湿剤の選び方や使い方など、保湿剤ケアのポイントをしっかりと確認していきましょう。

赤ちゃんのスキンケアにベストな保湿剤は?

ローションやミルク、オイルにワセリンなど、保湿剤の種類はとても豊富です。ですから、赤ちゃんにはどれを使えばいいの?季節やお肌の状態によって、使い分けた方がいいの?と悩んでしまいますよね。

赤ちゃんのスキンケアに使うには一体どのような保湿剤がいいのでしょうか。まずは保湿剤選びのポイントをご紹介します。

保湿剤選びは成分と使いやすさ重視

赤ちゃんのスキンケアに使う保湿剤を選ぶ際に大事なポイントは

  • 赤ちゃんのお肌に合っていること
  • ママが使いやすいこと

この2点です。このふたつさえ押さえていれば、ローションでもオイルでも、基本的にはどんな形状の保湿剤を使ってスキンケアをしてもOK

とにかく赤ちゃんのお肌はデリケート。従って、赤ちゃんのスキンケアに使う保湿剤選びで最も重要なポイントは、赤ちゃんのお肌に優しいものを選ぶこと。

基本的には「赤ちゃん用」の製品であれば問題はありませんが、無香料など低刺激のもの、健やかなお肌は弱酸性に保たれているので、保湿剤も弱酸性ものを選びましょう

加えて重要なポイントが、ママが使いやすいものであること。どんなに評判のいい保湿剤でも、それを使うママにとって使い勝手や使い心地が悪ければ、スキンケア自体がだんだんと億劫になってしまうのでおすすめできません。

保湿ケアはこまめに、そして続けて行うことで効果を発揮するもの。保湿剤はママがストレスなく使い続けられるか否かを重視して選んで下さいね。

保湿剤の形状で効果に違いはある?

「肌にやさしく使いやすいもの」と一口に言われても、保湿剤には液体のローションから、固形のワセリンまで様々な形状のものがありますよね。ここで簡単に、代表的な保湿剤の特徴を整理しておきましょう。

基本的にはママの使いやすいものを使えばOKなのですが、それぞれの特徴を理解しておくことで、お肌の状態に合わせて使い分けるなど、より効果的にスキンケアを行うことができますよ。

  • ローション・ミルク・オイル→肌に潤いを与える
  • ワセリン→肌を保護して乾燥を防ぐ

保湿剤の役割は、大きくこの2つに分けられます。

ものすごくザックリ説明すると、潤い補充組のローションは、サラサラの手触りからもわかるように、ほぼ水分。それが→ミルク→オイルと、手触りがしっとり・こってりになるに従って脂分が多くなり、保湿効果が高くなります

たかひろ(夫)

なるほど。じゃあ、お肌がガサガサになっちゃってるような時は、こってり系の保湿剤の方が回復が早いね。ワセリンはどんな時に使えばいいのかなぁ?

さとみ

ワセリンは、お肌の表面に膜を張って内側から水分が逃げるのを防いだり、外からの刺激をブロックしてくれるの。潤いを補うことはできないけれど、外出前や食事前に塗っておくと、乾燥予防に効果的だよ。

ワセリンは石油由来の原料からできているので、「お肌に悪いのでは?」と心配されるかもしれませんが、古くから赤ちゃんのケアにも使われている安心の保湿剤です。

ワセリンを使うことでアレルギーなどの皮膚トラブルを起こすことはありませんし、おむつかぶれの予防や、ママのスキンケア・ヘアケアと幅広い用途で使えますよ。

保湿剤はいつ塗る?量はどのくらい?

赤ちゃんのお肌に合う保湿剤を選ぶことはもちろん大切ですが、保湿剤のケアで効果を上げるためには「塗り方」もとても重要

保湿剤ケアのポイントは、とにかくこまめにたっぷりと塗ること。これに尽きます。

秋冬は空気自体が乾燥している上、暖房の効いた部屋の中ではさらに乾燥が加速しますよね。つまりどんどんお肌から潤いが奪われていってしまうわけです。ちょいちょい失われていく潤いは、こまめにちょこちょこ保湿剤を塗って補充してあげなくてはいけません。

  • 入浴後
  • 食後
  • 外遊び・外出後

などなど、大きく乾燥ダメージを受けたタイミングを意識して保湿剤ケアを習慣化してみて下さい。

また、せっかく保湿剤を塗っていても、量が足りていなければ効果は半減。保湿剤の適量の目安は「塗った時に肌がツヤツヤ光って見え、ティッシュが1枚張りつくくらい」です。

さとみ

ちょっと多すぎるかな?と感じるかもしれないけれど、ちゃんと肌に浸透していくから大丈夫だよ。

スポンサーリンク

加湿して肌ダメージを減らそう

秋冬の空気が乾燥するのは致し方のないところですが、お部屋の湿度を調節することで乾燥を緩和することはできますよね。

乾燥が緩和すればお肌へのダメージも減らすことも可能ということ。ダメージが少なければ潤いも回復しやすく、お肌が潤えばバリア機能もアップ!と健やか美肌を手に入れやすいサイクルに。

お肌の乾燥を防ぐために、お部屋の湿度を50%~60%に保つよう心掛けましょう。

たかひろ(夫)

冬は暖房も入れるから、部屋の空気がカラカラだもんなぁ。空気が乾燥していると、風邪もひきやすくなるし、ちゃんと加湿しなくちゃね!

さとみ

手っ取り早く加湿するなら、やっぱり加湿器が便利。熱くならないものや、チャイルドロックのついているものなど、赤ちゃんがいても安心して使えるタイプもたくさん出ているよ。

加湿器を置けないお部屋などは、

  • 洗濯物を部屋干しする
  • カーテンなどに霧吹き
  • カップにお湯を入れておく

などといった工夫で、湿度を上げることができます。いくつか組み合わせて行うことで、かなりお部屋が潤いますので試してみて下さいね。

空気がカラカラに乾いていると、インフルエンザウイルスも活発になり心配ですよね。赤ちゃんのインフルエンザ予防については、こちらをご確認下さい。

スポンサーリンク

まとめ

  • 赤ちゃんの肌は乾燥しやすい!冬の保湿ケアは必須!
  • 保湿ケアの第一歩は清潔保持。潤いを失わない入浴法をマスターせよ。
  • 保湿剤は肌にやさしいものを、こまめにたっぷり、適切に使って効果を上げるべし。
  • 冬の保湿ケアは、加湿による乾燥対策も必須。

天然モノだと思っていた赤ちゃんの美肌は、実はママの努力のたまもの。デリケートなお肌を守るのは一仕事ですが、肌のお手入れは、実は赤ちゃんとのスキンシップを図れる貴重なひと時でもありますよね。

ぷるぷるお肌に癒されつつ、至福のスキンケアタイムを楽しみましょう!